ポー都市をドイツ名で呼ばれるの大嫌いなポー人が、ポー語ニュースではキエフを「キユフ」ってポー語風に書くのはおかしい!と日記に書いた事をゲラ夫に話したら、頭ごなしに否定されてしまった。
キエフは歴史上ポー都市だった事は無いから、ドイツ人が使うドイツ名とは全然違う!というのがゲラ夫の主張。
例えばドイツ人は未だにグダンスクのこと「ダンズィッグ」(とかそんなような名前)で呼ぶんだけど、グダンスクはずっとポー都市で「グダンスク」と呼ばれ続け、戦時中一時期ドイツに占領されてた時に初めて「ダンズィッグ」に名前が変わった。 でも戦後はまたポー都市に戻ったんだから、ダンズィッグの名称は使うべきではない。
その点キエフを「キユフ」と呼んでるのは別に占領時の名称を続けて使ってるとかでは無くて、ポー語の名称を使ってるだけ。 ロンドン、パリ、ローマをポー語でそれぞれ「ロンディン」、「パリジュ」、「ジェィム」と呼んでるのと同じように、単なる名称だから構わないんだ!との事。
ちなみにローマのポー語表記はRzymで「ジェィム」と上には書いたけど、カタカナ表記が非常に難しい名称であることも付け加えておく。
まぁまぁ私だって別に国や都市の名前は現地語に沿って!と声高に言ってるわけじゃないんだしさ。ただポー人がドイツ人に文句言ってばっかいるから「自分らだって〜」と思っただけで、そんなに強く反論されても困っちゃうよ。 と、こんなところで言い訳。
でも国や都市の名前って面白いよね。 「ポーランド」って言葉だって日本語では何故か英語名だし、なのに「ワルシャワ」はポー語の英語読み(日本語読み?)だし。 現地名に沿うなら「ポルスカ」と「ヴァルシャヴァ」だしねぇ。 そういやスペインとかオーストリアも英語名を日本語で使ってるね。
ちなみにポー語ではイタリアのことを「ヴウォヘ」と言います。 とあるポー人はこの名称、「ヴウォセィ」という単語に由来すると言い張る。ポー語でヴウォセィは「髪の毛」の意。イタリア人は毛深いから、との理由らしいんだけど、もしこれがホントならちょっとスゴイ語源だよね。 ゲラ夫はこの語言説を一蹴してるので、ホントのところはどうなのか知らないけどさ。
|