うわの空日記


ワルシャワに暮らす主婦ゲラッチの日常です。

2004年11月21日(日) ロシア語の達人

冬ですねぇ。今晩の気温はマイナス8度でございますわよ奥様。これから4月までこんな毎日が続くのかぁ。はぁ。

「バス停にイイ男は居ない!」の名言を残したゲラ夫の同僚カロリーナが転職を狙ってポルトガルの会社に面接に行った。面接はロンドンで。ワルシャワからなら格安チケットがいろいろ出てるからそれ程大変じゃないね。

カロリーナはあらかじめ送っておいた履歴書に「ポー語、英語、ロシア語堪能」と書いたらしいんだけど、実はロシア語は学校教育で週1時間受けてただけで、習った年数こそ長いけどとても堪能とは言えないレベル。でもポルトガルの会社だし、とブラフも込みで書いたんだって。

そしたらビックリ、3人の面接官の内1人が「ズドラストヴゥイテェ!」とロシア語で挨拶してきたそうな。ビビるカロリーナ、でもさすがはポー人、そんな態度おくびにも出しませぬ。すまし顔で挨拶@ロシア語。

面接官は2人ポルトガル人、ロシア語担当の人はイギリス人女性。主要事項は英語の面接だったけど、途中でロシア語チェックも入った。
義務教育の範囲内とは言え、長年ロシア語習ってたカロリーナは少なくとも質問内容は問題無く理解できる。そしてやっぱりポー人、発音は上手い。つーかイギリス女性がバリバリの英語訛りだったってだけで、ロシア人がチェックしてたら誤魔化せなったでしょう。

イギリス女性はカロリーなの発音の美しさにも感銘してたけど、流暢にしかもかなり難度の高い言葉も交えて返答するカロリーナにすっかりやられてしまった模様。
「あなたのロシア語は素晴らしいですね。私ですら知らないような難しい言葉も沢山ご存知のようで。」

実はカロリーナ、知らない単語は全部ポー語を使ってたそうな。そりゃ面接官の知らない単語がいっぱい出てくるのも当たり前。やっぱ発音がキレイだと騙されちゃうのねぇ。


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