| 2004年11月15日(月) |
正しい独立記念のお祝い |
ゲラ夫の実家行ってきました。私1人で。 電車が混んでて、ちゃんと席予約して行ったけど窮屈な旅だった〜。
さて、ゲラ夫実家は人口3000人の村なんだけど、13日の土曜日に文化会館で独立記念日のお祝いがあった。ちなみに独立記念日は11日。何故微妙に日にちがずれてるのかは不明。ゲラ夫の叔母さん(私より2つ年上)が描いた絵が展示されてるとの事で観に行った。
村の文化会館は絵の展覧ルームとコンサートホール。コンサートホールは収容4〜500人、でもステージの雰囲気は公立小学校の体育館、ホール全体はニューシネマパラダイス風だった。何十年も前の映画館っぽいの。実際何十年か前まで映画上映してたらしいし。
まずは村長さんの挨拶から始まり、ポーの独立記念日にポー文化を振り返りましょうみたいなスピーチだった。 で、始まったのが地元の舞踊とか合唱とかのグループ発表。 実は私、ポーの民族舞踊をちゃんと生で観たのはこれが初めて。
ゲラ夫の叔母さんが 「この踊りはタタール人が侵攻してきた頃の踊りで・・・」 とか説明してくれるも、ああ「炎と剣と」って映画の頃ね、と思いながらもこの映画途中までしか観なかったんだよな〜と自分の知識不足を呪う。 「ポロネーズはアンジェイワイダの映画”パンタデウシュ”の最後に出てきたでしょ」 とか言われても、映画観て無いし。ははは。
幼稚園組のお子ちゃま達がきちんと民族衣装着こなして踊ってるのはめちゃめちゃ可愛かったし、小学部門、中学部門と少しずつ踊りが高度になってるのも楽しめた。 高校生のポロネーズはホント、圧巻だったしね。
男性の合唱グループが歌った曲はみんなポー独立を願う軍歌みたいのが多くて、聴いてて泣きそうになっちゃったよ。確かにポーは色んな国に占領されてたから、色んな時代の独立を目指す曲があって、感動する。ちょっとパレスチナの事を思い出したりもするし、私の場合。
マーチングバンドの演奏も迫力あったし。 それに何と言ってもねぇ。やっぱりこれが地元の人の、地元の人による、地元の人の為のイベントだったから感銘を受けたんだと思うんだよねぇ。 例えばワルシャワでもプロの舞踊なんかは観れるんだけど、どうしてもコマーシャライズされてるというか、外国人観光客向けっぽいというか、そんな印象が(事実がどうであるかは別としても)あるじゃないですか。
それが小さな村の文化会館で入場料無料、よそ者は私だけ、みたいな環境でポー文化&伝統を細々と受けついでるってのが感動的だったのだな。 Authenticな感じがしたし、正しい独立記念日の祝い方だと思った。
最後に参加者にはビュッフェスタイルのご馳走が振舞われたんだけど、私も叔母さんに付いて食べ放題。私独立記念日も発表会も関係ないじゃん、って感じなんだけどね。Authenticな独立記念日をSpoilする私。
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