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----------2005年12月12日(月) 縁遠くてよろしい

近頃ではめっきり本屋にも行かなくなってしまって。アマゾンの便利さにはめられて紀伊国屋ブックウェブでさえものぞかなくなってしまって。新しく出版される本はどれもこれも縁遠い存在になってしまって。

と思ってたけど今日久しぶりに本屋(not ジュンク堂)に行ってこんなものたちとは縁遠くてよろしい、という結論に達した。

書物の風格、というのはどこに行ってしまったのだろうか。

(とかなんとかいいながら何かの本の帯たたきにあった「100万円を持っている人よりもあなたのために1万円を使ってくれる人を選びなさい」とかいう銀座のクラブのママかなにかが書いたらしい一文に妙に納得したりしたんだけどさ・笑)

思い切って「新しい血」を入れたほうがいいのか、それともやっぱり眉間に皺を寄せながらでなければ読めない本に囲まれていたほうがいいのか、迷ったけれど、結局そんな「新しい血」を私の身体は受け入れないだろうと思うので、今日は一日ハイデガーの「存在と時間」を読んでいた。

帰ってこい、帰ってこい、「本来的な領域」へ。