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----------2005年09月24日(土) あまりにあたりまえのこと
視界にノイズが走る。瞼の裏で眼球が引き攣る。時折するどい耳鳴りが頭蓋を駆け巡る。生温い水のようなものが右耳の奥で存在を主張する。心臓が喉元までせりあがってくる。恒常的に吐き気がするけれどどちらかといえばそれは生臭い吐き気ではなくもっと比喩的な、あえていうなら、存在論的な、吐き気−とにかく、ただ、ひたすら、鬱陶しい−がどんよりと身体に沈み込んでいる。
引き金が何であったのかは医者にも分からないのだそうだ。
毎日毎日あんなにクソ不味いクスリを飲んでるのにちっともよくならないものだからついさっき「もーいややーおかーちゃんのおなかのなかにかえるー」と年甲斐もない癇癪を起こした。母は見事な太鼓腹をぽーんと叩いて「こんだけ肉おるから無理」と言った。
還る場所もありゃしない。
いやいや、生まれ落ちた瞬間に退路は断たれているのだ。
そしてゴールも決まっている。
あたりまえの、ことだな。
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