index|
back |
next
----------2005年07月07日(木) 非常に個人的な泣き言を
ウチノさん
最後の日、「なじゃりん、キミにはすべてを教えたよな」と言ってぎゅっと握ってくださった手のぬくもりをまだ忘れてはいません。あの業務用エレベーターの前での内輪だけの小さな挨拶のあと、自分の席に戻って目から涙をぽたぽたと落としながら茫然と端末を打っていた私の肩を、「あとは、任せた!」といつもの調子で叩いてくださった感触も、アランドロンのサムライの香りとともにいまだ私の身体の周辺に漂っています。
それでも貴女の不在はあまりに大きく
みんな戸惑ってばかりいます。
改めて100人からいるうちの派遣社員の全員を縁の下で支えていたのは貴女だったことを痛感しています。業務的なことだけでなく、精神的な面においても、一本筋の通った貴女の存在は他の誰にも代わりになれない、かけがえのないものでした。
もう、頑張れないです。
逃げてしまいたいです。
貴女のいない光景があたりまえになっていきつつあります。すべては悪い冗談で、「いやー実はちょっとハワイへ」なんてぽりぽりと頭をかきながら、日焼けした顔でひょっこり戻ってきてくださるんじゃないか、そんな夢を見ます。
ウチノさん、貴女の声が猛烈に聞きたいです。
みんなみんな、ばらばらにはぐれてしまいました。
|