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----------2005年07月03日(日) 日曜日の繁華街

みなの意向とはどんどん逆の方へばかり流れていく職場では変型労働時間制というみょうちきりんな名前のシフトが組まれることになり、私は何故か今日夕方5時45分に灰色のビルから放り出されたので、お直しに出したまんまになっていたパンツを受け取りに行くことにした。

久しぶりにみる日曜日の繁華街は

ただ、ひたすらに

気持ちが悪かった。

どこの店も大音量でちっとも洒落ていないオンガクを流し「sale」の赤い札をべたべたと貼り付けて売れ残りを押し付けようとしている。異常なまでに短いデニムのスカートを履いた若い女の子たちがむっちりと白い腿をむき出しにして我が物顔で街を歩いていく(そういう女の子に限ってやっぱりハイヒールの軸が歪んでいてそのたびに私はその未熟な足を蹴り飛ばしてやりたくなる)。空からは大粒の雨が次から次へ落ちてきて鬱陶しさを噴霧している。

頭痛は肩こりのせいです、とマッサージ師は言ったけれどこの肩こりが癒えることはもうこの先決してないのだから頭痛が癒えることもない、そうして日曜日の繁華街になにかしらの好意的な感情を抱くことも、もう決してないだろう。