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----------2005年02月27日(日) 誰がキルケ?

「そういうキルケの言葉を聞いて、われわれの雄々しい心も納得し、こうしてこの屋敷で、来る日も来る日も、豊富な肉を食い、旨い酒を飲みながら、丸一年を過ごしてしまった。」(ホメロス「オデュッセイア」/岩波文庫)

今日はほぼ同期のみんなと飲み会の約束があって、みーんなで残業要請を断って職場の近くの居酒屋でぐびぐび。やーい困りやがれ、あたしらみんなおらんかったらどんだけ仕事に響くか痛感しやがれこのやろーかんぱーい、ってな感じで。

ジーンズが禁止になって面倒くさい。私はかつてずっとスーツを着ていたので別に困らないけどストッキングが破れたりとかスニーカーがはけなかったりとか端末2台の前で足がばーっと開いて、ができなかったりとか、余計なクリーニング代がかかったりとか、ホントに鬱陶しい。だから「辞める」なんてな人ももちろんいるわけで。

だいたいさー、そうそう、分かる分かる、つかさー、やろー? やっぱりそう思ってた??

そんな会話を繰り広げながら飲んで飲んで飲みまくっていたら、デカ長を筆頭に超ベテランのおねーさま3人がふらりと現われてあら。あら。あら。あんたら。なにやってんの。今日10時までかかったのに。このやろ。

とかなんとか怒られながらも結局皆で合流して「だいたいさー」と愚痴をこぼしながら飲んだのだった。あんたが続けるんやったら私ももうちょっと、私も頑張るからあんたももうちょっと、こうして誰がキルケなのか分からないながら気づけば又一年が過ぎ去っていたりもしなくなさそうなそんな予感がした今夜。

私もたまには話さなくては、笑わなくては。

そうしてジーンズ争議は再開される。