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| 2004年12月24日(金) |
クリスマスイヴの思い出 |
あれは、14年前のクリスマスイヴ・・・ ますみを出産して、ちょうど6日後のことでした。 無事に出産を終え、母子とも順調で翌日に退院を控えていました。
せっかくのクリスマスイヴを一緒に過ごそうと・・・ ダンナとダンナの両親が、クリスマスケーキを抱えて、病院を訪れてきました。 生まれたばかりのますみを囲んで(母子同室でした)、幸せな気分に包まれての クリスマスイヴ。家族で楽しい時間を過ごしていると・・・ 隣のベッドから、すすり泣く声・・・やがて嗚咽へ。
ますみが生まれる前日、検診に訪れた私に医師からの突然の宣告。 『すぐに入院してください。』 血圧160、尿たんぱく+が3つ、むくみもかなり。 それは、あきらかに妊娠中毒症の症状でした。
入院した夜から陣痛が始まり、翌朝の11時過ぎに、予定日より一週間早く ますみは誕生した。お産の間中、自動血圧計で腕を締め付けられ・・・ 『目がチカチカしませんか?』と何度も聞かれ・・・。 あとになってから、妊娠中毒症がどんなに怖いものか! !ということを 知った私でした(^_^;)
入院したのは二人部屋。 最初の二日間は、切迫早産の兆候があり三ヶ月も入院生活を送り、やっと お産にこぎつけたいう方と同室でした。その方が退院され、つぎにまた 切迫早産の危険ありという方が二日ほど滞在、無事に退院。 そのあと、お産を終えられたような方が来られたので・・・ 『生まれられたのですか?』と聞いてみたら・・・ 『いいえ。ダメだったんです。気がつくのが遅くて・・』とのこと。 お腹が張ってるような気がして、病院を訪れたら、もう手遅れな状態だった らしいのです。六ヶ月目だったそうです。 私は何ともうまく言葉をかけてあげられなくて、とても歯がゆい思いをしました。
私と同室した二日間。 彼女にとっては、苦痛の何ものでもなかったことでしょう。 入院していたのは、小さな町のクリニック。 お産が重なると、すぐにいっぱいになっちゃうような小さい病院です。 だから、たまに産後の人と悲しい思いをした人が一緒な部屋になってしまう。
私は、もっと配慮するべきだった・・・と、クリスマスイヴになるたびに あのときのことを思い出す。 翌朝、退院するときに 『昨日は、ごめんなさいね。お元気で・・・』と声をかけると、心なしか 少しスッキリとした顔の彼女。 『いいえ、こちらこそごめんなさいね。がんばってね。』と、逆に私のほうが 励まされて、部屋をあとにしたのでした。
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