回復の兆し
今朝、残っていた社長の私物を会社に持って行った。
黙って捨てたほうが、よかったかもしれない。
だけど、持って行って渡すことで、意志表示をしたかった。

申し訳ない気持ちが大きいと、なぜか反対の態度を
取ってしまう。
今日はCDをたくさん借りていた。
好きなジャンルが、全く違うから聞かないかな?
言いながら聞いてほしそうだった。

石川セリ、大瀧詠一、ナイアガラトライアングル。
南佳孝、井上陽水。
懐かしい名前がたくさんあった。
邦楽ばかりだったけれど、同じ年代だと実感した。

社長は全く態度を変えない。
私は、気を使いすぎて、申し訳なくて
イライラしてしまい語気が荒くなり、体調が悪い。
今日は朝からおなかを壊してばかり。
空腹になると胃が差し込むように痛い。
そして少ししか食べられない昼食後は、吐き気が続いた。

もう少し時間がかかる。
もう少ししたらこの状態に慣れて、前のように
話せるようになるから。
本当にひどい女だと思う。

彼からのメールで落ち込んだのも、拍車をかけた。
どれだけ愛する人がいなくなっても、悲しみながらも
生きていける。
そして、私を信じてくれないような口ぶり。
彼は私の日記を、もう読んでいない。
以前の日記は私の気持ちを理解する助けになった。
だけど去年の日記は、彼の知らない場所で
彼の知らない私を、ほんの少し見るだけ。
その通りだし否定できない。

今夜は仕事をしながら、短いメールをやり取りした。
彼はまた逢いに来てくれる。
この現実にもどかしさを感じているのは
彼も同じだけれど、私と違って、焦らない。
私は彼の変らない優しさを感じ、少し落ち着いた。

2005年03月10日(木)

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