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2005年09月28日(水)
事件があったのは真昼間です。 ところは渋谷の街中です。
携帯電話をかけ始めた、たむたむを、その男はいきなり羽交い絞めにしたそうです。 まったく突然でした。脈絡はありません。 「お前みたいなの見ると腹が立つんだよ」 男はそう言ったそうです。
悲鳴を上げて振りほどき、それ以上の難はありませんでしたが、たむたむが一番怖かったのは周りを道行く人の反応だったそうです。 目の前でこんな非常事態が起きているのに、男も女もカップルも、見えていないかのような反応だったのだそうです。 係わり合いにならないようにしたいと言う気持ちがそうさせるのかもしれませんが、本当に何の反応も無かったそうです。 自分で逃げるしかないと心の底から思ったそうです。
そんなご時世、こんなご時世。 電話で聞かされるつばさもなんとも言えませんでした。そこに居なかったし、助けられなかったし。 とにかく刃物や銃を持っているようなタイプの人でなくて良かったし、何人も巻き込まないと気がすまないような人でなくて良かったとしか言えません。
なんせ実家の同居人も追い詰められると、 「俺が自殺する時には何人か道連れにしないともったいない」 とか訳のわからない事言い出しますから。
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