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2005年09月19日(月)
東京から300キロほど離れた地点です。 もう街が静岡だったか愛知だったかさえも忘れました。 すっごいピーカン天気で、冷房を入れていても、社内は温室です。
やばいやばいやばい。眠い眠い眠い。昔から太陽に当たると昼寝をしてしまう体質です。日向でダルダルのだらだらで眠りこけるのが大好きです。
10分に10cm。 高速道路並みの渋滞。 だめだ!事故る! コンビニ、コンビにはどこだ。 出て来いサークルK!
……あった。まさにサークルK。 おいらはここで寝るよ、眠いもん。小急ぎでウインカーを出し、バイクをさえぎって駐車場に入ろうとしたらクラクションを鳴らされました。
え? 何で? バイクをこけさせていないでしょ? 反射的にブレーキを踏んで、事件は起きました。 バックミラーに、車体後部を避けようとしている大型トラックが居ました。 土台無理です。渋滞です。あの車体で隣のレーンには出られないし、何で前へ出ようとしているの? ああ、おいらがブレーキ踏んだから? でも、駐車場へ入らないと、おいらを越していく事自体もできないでしょ?
もしかしたらぶつかる?
あり得ないほどの衝撃音とともに、踏んでたブレーキを無視してサークルKの看板をおいらの車がなぎ倒すのが見えました。
もー、やめてよ。これ、レンタカーなんだから。返さなきゃいけないんだよ? って言うか看板代誰が払うんだよ。
瞬時に考えるのがこれだけって情けなくていいですね。 そう思ってバックミラーを見ると、面白いほどに砕け散るリアガラスが見えました。
布団が汚れる。中で寝られないでしょ。
うわー。そんなに壊したら返せねー。
駐車場に入る事を急いだおいらと、まさか曲がるとは思わなかったトラック運転手の、相互の責任でした。 でも、基本、前の車を見ていなかった事は明らかで見ていればおいらのウインカーを見落としてもおいらのブレーキに驚いても、止まれたはずです。
あの青年、ウトウトしていたんだと思います。
誰がクラクションを鳴らしたかはわかりませんが、あの人かも知れません。多分、バイクの前を遮ったから、それにイラついた誰かです。でもまさか止まるとは思わなかったんでしょう。 なぜかぶつけられる瞬間ってのは、意味も無く周囲の車の乗員の表情をよく見ているつばさです。 何とも言えない顔してるんです。なんだろ。「あーやっちゃった」なのかな。
真っ先にあぷに電話していました。これを動揺と言うのでしょう。 だって意味の無い電話だもん。でも、やっぱりやっちゃったよと言う妙な興奮が、笑い話のひとつのように行動させたのです。
事故処理はすぐ終わりました。 誰が見ても彼が悪い状況です。つばさの車は駐車場に押し込まれていましたから。 お店の店長さんには謝りに行きました。ブレーキも甘かったし。
保険屋に電話して、レンタカーに電話して自走して帰る事を告げました。 何キロか走って、次のファミマでガラスの処理をしました。 きりが無いので、掃除用具を店から借りて掃き出しました。大した量でした。 全部掻き出すと、車の中で横になりました。
こういう事故を起こした後のショックは大したものなのです。 前の時は具合が悪くなって動けなくなり、鞭打ちかと思いました。 あれを思い出して、ああなる前にと早めに横になったのです。 案の定、すぐに眠りました。
おかーたまが熱海で待ってると連絡をよこしました。 もう夜になって、車とすれ違う事がサラウンド過ぎて、後ろに居るのか横に居るのかさっぱりわかりません。 リアガラスが遮っていないので、耳のすぐ後ろで聞こえてスリル満点です。
熱海でおかーたまを乗っけても、暗くて気づかないようです(笑)。 うだる昼間の東海からそこに着いた時はすっかり夜です。 でも、もうあの緊張感はもうありません。予言の呪文にすっかりかかっていた訳です。
一度起こしたら次が何だってのよ。
ゆったりした運転です。かつておかーたまの予言は怖かったけど、いや、事故は確かに起こしました。レンタカーを初めてぶつけて初めて壊しました。 でもきっと、言葉に怯えたからです。 もう怖くはありません。おかーたまの予言はまだ若干当たるけど、怖がってガチガチだった自分が一番いけません。
油断もいけないけど。
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