見た後しばらく言葉が出てこなくて、リアルにふらついて、何も考えられなくて、1時間半くらいツイッターでだらだらだらだらすごい勢いで語っていたので、それをここに書いとく。

写真の時、怜ちゃんが落書き写真よりポイだっけ、あれつけてる写真の方に反応してるのに笑った。
怜ちゃん落書き写真はいいの？
今日作画が綺麗で最初から泣きそうだった。

凛は誰かに説明されなきゃ遙が競泳を辞めた理由を分からないと思ってたけど遙が水泳部を辞めたのが中1だと知ったら気付くんじゃなかろうか。中1の冬の出来事は凛の心の中にも強く残ってるだろうし、そこで4話で言われた「醜態を晒すな」等の遙の言葉を思い出したら頭のいい子だから結論に辿り着く。
遙は凛を傷付けると分かってるから自分からは言わない、真琴は遙が嫌がる事はしないから、事情を知ってるのは後は笹部コーチだけ。大会を見に来ていたから笹部から知る可能性もあるけど、例えば渚から「ハルちゃんは中1で水泳辞めたってまこちゃん言ってたよ」と聞いたら理由に思い至る可能性はある。
遙が水泳を辞めてた理由を凛が知っても誰も幸せにならないけど。でも凛は自分の行動がどれだけ遙に影響を与えたのかちょっと知っといてもいいと思うよ。凛は多分遙の気持ち全然分かってないから。遙も凛をちゃんと見ていて、中1からずっと会ってなくても一目で分かるくらいには凛の事見てるから。

遙は自分の気持ちを言わないけど凛の気持ちは察したり想像したりする。凛は自分の気持ちは言うけど遙の気持ちは察しないし想像もしない。遙は記録や勝利の為には泳がないけど凛の為には泳ぐって事を凛は知らない。凛が遙に執着するように遙も凛に執着してる事を凛は知らない。
凛が真琴のように遙の気持ちを察する事は出来なくても、遙の言葉を理解しようと歩み寄る事は出来ると思う。

遙は凛を傷つけたから競泳を止めた。あの日凛と一緒に泳いで凛がもう大丈夫だと分かったから遙は勝負に負けたけどある意味ホッとしていた。だからもう自分を縛るのを止めて水泳部作るのも止めなかったし、泳ぐ事も再開した。
けど凛は遙の事情を全く知らないから怒りをぶつけて、俺が前に進めないから俺の為に泳げって言って、最終的にもうお前とは泳がないって遙側から見ると凛がすごく自分勝手に見えるけど、凛は単にこれで遙を越えられた、これで前に進める、目標に向かって歩いて行けるっていう自分なりの宣言なんだろう。
凛にとって遙はただの通過点だったのかなぁと考えると悲しくなってくるよ・・・。単に自分より速いのにタイムに興味ないから許せなくて突っかかってただけだったら悲しいよ。でも、そしたら小学5年から高校2年の今までずっと執着するのは長すぎる気がするんだ。

でもね、前半15分見てた時と、後半15分見てた時と、がらっと感想が変わるんだよ、7話は。前半は凛遙はあはあで、後半はうわああああああああだから。だってのっけから遙の家を訪ねる凛だぜ（夢だけど）あれは超萌えた。

夢では葬列の時の5歳の凛が振り返った先には現代の高校生の凛がいたけど実際にあの時凛の視線の先にいたのは遙だから。遙と真琴だから。遙だから。凛遙運命の出会いは5歳の時だから。

小学5年の時からずっと凛が遙を追いかけている図式だったけど、今からは遙が凛を追いかけるようになるのかな。負けたって言ってもさ、タッチの差だよ。ターンであれだけ何mも差が付いてたのに、ほんのタッチの差で凛は遙に勝ったんだよ。勝ちは勝ちだけど凛ちゃんそこまで喜べる状況じゃないよ。
凛はずっと体を作ってて、私は筋肉の事はさっぱり分からないけど多分自分の泳ぎに合った筋肉の付け方をしてて、それこそ何年もかけて遙との勝負に向けて体を作ってた。一方遙はまともに部活をやりだしたのは4月からだし泳げるようになったのはもっと後だし、ちゃんと練習出来てれば凛に勝ててたかも。
結局どちらが勝つとか負けるとかじゃなくて、凛が遙に執着しているように遙も凛については結構こだわりを持っていて、凛からの一方通行じゃなくて遙もちゃんと凛を見てるよっていうのを凛が理解してないのが一番問題だと思うんだよ。あいつら会話足りないんだよ、もっと会話しろ、話しろ、会え。
9話とかのあらすじ見てると凛と遙が顔を合わさないように画策するんじゃなくて、もう正面から会って話して河原で殴り合いでもすればいいんじゃないんですかね。拳で語り会えばいいんじゃないですかね。いや無理だけど。遙は多分やらないけど。

何だかんだ言って両片思いな凛遙なんだから、お互いに自分の思ってる事を言えばいいんですよ。ちゃんと言えばいいんですよ。主に遙はちゃんと自分の気持ちを話して、凛はちゃんと遙の話を聞けばいいんですよ。お父さんの事はもう遙は知ってるから大丈夫、OKだ、問題ない。
遙が精一杯自分の気持ちを言ったのは4話で「俺に負けても水泳を辞めるとか言うな。醜態を晒すな。泣くな」っていうヤツだけど、凛の言葉を正面から受け止めて大会に向けて練習して、凛との約束を守ろうとしている時点で遙は凛に向かい合ってると認識してるんだけど、それが凛には全く伝わってない.
遙はそうやって数年ぶりに真剣に水泳に向き合っている事で凛に真剣に向き合っているって自分では思っているんだけど、それを凛に一言も言わないから凛は分からない。真琴はもしかしたら分かってるかもしれない。
遙が江にタイムが速くなりましたよって言われて普段なら興味無いって言う遙が何も言わなかったんだもの。凛がタイムに興味持て、勝負に興味を持てと言うのなら、大会まではとりあえず興味を持とうって思ったんじゃないかな。他人に執着しない遙がここまで他人に執着するのは珍しいのに。
遙本人は真剣に凛と向かい合って水泳にも向かい合って来たのに、その向き合った相手からは「もう泳がない」宣言をされたらそりゃあショック受けるよなー。昔を知ってるからこそ、この勝負が終われば2人とも自由になれて、一緒に泳げるって思ってたのかなぁ、遙は。一緒に水を感じる泳ぎを出来るって。

ハイスピード読むと分かるけど、遙は昔から凛にはこだわってるよ。凛が祖母の家から走ってスイミングクラブに通ってると知ったら自転車で通うの止めて走ってるくらいだし。凛の泳ぎが速くて自分より水を感じてるような泳ぎ方だったから悔しいっていうのが発端だけど、最初から遙は凛だけは気にしてる.
いやまぁ私が凛遙クラスタだからうがった見方というか曇った目で見ているかもしれない可能性は否定できないけど、遙が凛がやってるからとマラソン始めたのは事実。3話で渚が言ってる「ハルちゃんと昔一緒にこうやって走った」のきっかけは凛だったから。
凛との勝負にこだわるというよりも凛の存在にこだわってるという感じかな。渚が言ってた「そういう関係なんだ、二人は」っていうのが一番よく凛遙の関係を表してる。事情を知らない怜には何ですかそれって言われてたけどこれ本当にそういう関係なんだとしか言えない。だから皆ハイスピード読むといいよ。

正直、凛の気持ちは分からない（待て）だって私スポーツや勝負事に本気になった事ないし、それで誰かに勝てた事とかないもの。だから勝つ側の心理ってよく分からないんだよ。出来ない事が当たり前だから。
だってさー、真琴が「3kmなんて俺達が普通にいつも泳いでる距離なのに」って言ってたけど、私、3kmの地点で溺れるからね？足つかないと無理だからね？体育の単位がギリギリ取れるレベルの泳ぎしか出来ない私にオリンピックを目指す凛の気持ちをどうやって語ればいいのか。

凛は多分父親が亡くなってからずっと父親の夢を継ぐという事にやっきになっていた。だから水泳でオーストラリア留学もしたし、帰国したら名門の鮫柄に入った。でも水泳部にすぐに入らなかったのが何かの鍵なのかなと思ってる。本気で目指してるならすぐに入るはずだよね。
オーストラリアで何かあって水泳を辞めようとしてたのかは分からないから置いといて。もしかしたら凛は一度は夢を諦めようとしてたのかもしれない。けど、江からメールを貰って遙に会えば何かが分かるかもしれないと思って廃墟へ行った。
廃墟では遙、真琴、渚が小学校の時と変わらない様子で笑ってて、自分は夢を諦めようとしてるのに何だよって何かそれにむかついてかみついて、その時はそれで終わってた。でも鮫柄のプールで再会して遙と勝負した後、遙の今の実力を知って、失望したのかな。それでここで追われないと思った。
遙の方は水泳を辞めると泣いてた凛が水泳を続けて泳いでいる事に安心したけど、逆に凛は遙に対して不信感を抱いた。凛は遙を追い抜く為に留学先でも必死に頑張ってて、それでも夢を掴めないかもしれないと悩んでいるのに、何でこいつはこんなに速いのにそれを無駄にしようとしてるんだって怒った。
凛のその怒りが爆発したのが4話で、とにかく遙を本気にさせたくて焚きつけた。それは成功して遙は凛と勝負する事になったし、凛にとっては遙と勝負して勝てれば良かったから他の種目は捨てた。結果、凛は遙に勝てて、これでもう前に進めるようになった。夢を追い続ける事にした。
凛は父親の写真を持ち帰った時点で漠然とそこでまた夢を追おうと思ったんだろうけど、最初に鮫柄に来た時に水泳部に入らなかったのが気になってる。写真を見て持ち帰った時は入ってなくて、真琴に水泳部を作ったって言われたら入ったんだよねぇ・・・やっぱり遙にこだわってるよねぇ。

凛が水泳部に入ったのは遙と競争する為だけじゃないのか。でもオリンピックに出るのなら色々記録とか残さなきゃならないだろうし、水泳部に入って色んな大会に出る事は必要じゃないのかな。確か萩野君も御幸ヶ原SC出身だけど高校は作新水泳部所属でそこからオリンピック出たんじゃなかったっけ。
現実の水泳に全く興味無いからよく覚えてないけど今でも作新には萩野君の垂れ幕はかかってるよ、メダルの時の。あれ変わったんだっけ。いちいち見てないから忘れた。何か取るたびに垂れ幕かかるのは知ってる。

凛にとっては幼い頃からずっと遙に負けてて、留学1年目の帰国でも遙に負けた事がずっとトラウマというかしこりになって残ってて、今回の県大会予選で遙というトラウマを乗り越える事が出来て、これでもう夢に向かって進んで行けるという心境なんだろうけど、そこで遙を「過去」にしてしまったのかな。
凛も遙もお互いを友達だと思っているけれどそれ以上に2人はライバルだから馴れ合いが出来なくて、本来なら言葉にして話しあえる事も2人の性格が無口VS不器用だからそれすらも出来なくて、どんどんすれ違って行ってしまうんだろうけど、最終回の前にはきっと和解すると信じているよ。

7話は前半は夢の中で凛が遙の家を訪ねてたり5歳ショタ凛とかものすごい凛の出番が多かったり、TLで話題になってたポカリ開封があったり、遙が凛の写真をじっと見つめていたり、父親の墓への拳コツンがあったり、色々あって萌えたのに、後半で全部吹き飛んで凛遙の未来を考えだすから業が深いね。