| 2012年08月05日(日) |
ダンガンロンパ2感想・1章〜3章(ネタバレあり) |
スーパーダンガンロンパ2をクリアした。 7月27日(金)に買って、8月5日(日)の夜中にクリアした。 私にしては随分と早い。すごい続きが気になって、平日もプレイしてしまったよ。 好きなキャラは狛枝君と七海さんです。 前作をプレイした人は絶対にプレイした方がいいと思う。前作キャラ達が救われているから。 今回の話は初代よりは希望が見える話だと思うんだけど、彼らの境遇を考えると手放しで喜べないのかなぁ・・・。 舞台が南国で明るいし、閉じ込められている状況には変わらないけど開放感があるので前作より怖くない。 おしおきも前作より甘い。だから怖くない。 あと、初代は人の悪意がすごくて、それが怖かったんだけど、今回はそんなに悪意がないように思える。 一番狂っているキャラですら悪意があるわけじゃなくて、それが正しいと思っているからそう行動する、みたいな。だからこそ怖いんだけど憎めないっていうか、何かうーん・・・上手い言葉が見つからない。
ここから感想です。犯人とか被害者とか重大な事までネタバレしまくるので反転します。
○1章○
今回は修学旅行が舞台だから最初は穏やかに修学旅行が始まる。 ゲーム開始から数時間経っても全然殺人が起きなかった。 今回は電子生徒手帳でペットが飼えるので移動も無駄に徒歩で移動して、話したり調べたりするとレベルが上がるのが楽しくて色々調べたり話したりしてると、時間がどんどん経って行くわけですよ。 RPGではNPCキャラ全員に話しかける私です。 普通の修学旅行で、皆の希望のカケラを集めたら帰れる、というウサミ。 入学式の為に学校に来たはずなのにいきなり知らない南の島に連れてこられて不審に思う皆だけど、海水浴したりして和気あいあい。 オープニングもギャルゲーっぽくて、だんがんアイランド!とか言ってて、ずっと平和なままなら良かった。 けど、ダンガンロンパという作品が平和な訳がなくて。 モノクマが出てきて、ウサミを撃破。ウサミを改造してモノミにして、モノミを見せしめに処刑。 ロボなので代わりがあるので処刑されても後で元気に出てきたけど。
1章の殺人は分かりやすかった。探索してた時に串が1本足りないって時点で、凶器は串で犯人は料理人の花村だって分かってた。 おしおき方法も天ぷらがトンカツかとにかく揚げ物だよなぁと思ってた。 特に仲良くしてなかったし、いなくなっても別に何とも思わなかったし、最後のお母ちゃん〜〜!の台詞にも何とも思わなかったけど、他の人の感想見てるとそこがぐっと来たらしい。 家に帰りたいから殺人を犯す、っていうのは、前作でもあったし、実家は定食屋なのに青山がどうだとか見栄を張る花村の事がそんなに好きじゃなかったし。 彼はBLもNLも両方行けるという面白いキャラではあるんだけど。 そもそも人を殺した凶器を肉に刺すな。
被害者が十神だと思わなかった。まさか前作キャラを殺すとは思わなかったし。話を進めると別人だって事が分かるんだけど。 十神は「超高校級の詐欺師」が化けた別人だった。あんなに太った理由を知りたくて希望のカケラは一番最初に十神を集めてたんだけど、別人だったのかぁ! あんなに太ってても十神と言われたら信じてしまった。別人の可能性なんて考えなかったなぁ。 まぁ確かに性格全然変わったよね。あんなに自分本位で自分の事しか考えてなかった十神が、仲間を全員救う為に影で頑張ってて。 俺がいる限りは一人も死なせないと宣言したりして、ああ、あの絶望的なコロシアイを経て十神は変わったんだなぁ・・・と思ったのに、全然そんな事なかったという落ちが付いていた。 1章の段階ではまだ別人だという事は分からないので、前作キャラ殺すんかい!としか思わなかったよ。
ずっとトイレにこもってたペコちゃんは何か伏線あるのかと思ったけど、たまたまお腹の具合が悪くなっただけだったのね。 何かあるんかと思ったけど、特に何もなかった。 あんなに沢山あったごちそうを結局二人しか食べてないのはもったいないなぁ。 皆、ご飯食べようよ!(食事が嫌いな私が言う台詞じゃない)
殺人の方法とか犯人とかは簡単に分かってたんだけど、学級裁判の途中で狛枝君が全部種蒔いて殺人を誘発してたと知った時は驚いた。 検証写真で立ち位置がどう考えても狛枝君にしか出来ない位置で、えー、嘘でしょ?って思った。 気絶した日向君を最初に介抱してくれて、島の探索も一緒にしてくれた彼の事を信用していたし、好感持ってたんだよ。 その後の豹変はちょっと気持ち悪かったというか、怖かった。 でも、快楽殺人者ではないから、それによって快楽を得てる訳じゃないし、ちょっと引いたけど嫌悪するほどじゃなかった。
今回学級裁判に色々新しいアクションが追加されてるんだけど、反撃ショータイムとロジカルダイブが苦手。 反撃ショータイムは必ず押し切られてしまう。 推理だけなら全部分かってるのに、アクションが下手で進まないというのがちょっとイライラする(笑) ロジカルダイブもわざわざダイブしなくても分かってるんだよ、口で説明させろよ〜〜〜!と思った。 FF7のスノボみたいな奴を延々とやらされるわけですよ。ジャンプしなきゃいけない所で必ず落ちるんだよ。推理は間違わないのに。 なので、レベルは常にイージー。今回はスキルを好きなのを覚えさせる事が出来るので、照準のブレを抑えるスキルを一番最初に覚えたので、議論の時の照準のブレはほとんどなくストレスなく撃ち込む事が出来たよ。
○2章○ モノミが各島に繋がる橋を守っていたモノケモノを倒し、新しい島に行けるようになる。 その後、1章ずつ行ける島が増える。 探索に行く前に、あれ狛枝君は?と思ったら、弐大と左右田の様子が明らかにおかしい。 1章で散々不審行動をとり、電波発言をかましまくって狛枝君は、弐大と左右田によってぎっちぎちに縛られてしまった。 緊縛プレイ開始。同人誌ならここで色々と何かが起こる所です。 日向君との会話シーンが好き。でも狛枝君は色々と余計な事を言い過ぎです。
モノクマが皆に動機を与えるという事でゲーム機を設置。トワイライトシンドローム殺人事件というゲーム。 何か聞いた事があるからこれ実在のゲームなの? 動機と言いつつも、限られた人間の動機にしかならんのよね、このゲーム。
殺人が起きるまでは平和です。女の子達だけで海水浴をすると聞きつけた左右田が日向を誘ってストーカー。 そういう事をするからソニアに嫌われるんだよ左右田は!(笑) 最終的にソニアは左右田の事をストーカーって呼んでるからね。普通に。あのストーカーに気付かれないように参りましょうとか普通に言ってるからね。 海水浴と女の子。と言えば当然水着。女の子全員の水着カットを用意したスタッフグッジョブ。 七海さんの白ビキニが可愛いと思います。あ、全員じゃないわ、西園寺さんと小泉さんの水着なかったわ。 ソニアの水着が全身を覆う物だったのが残念。まぁ期待を裏切らない落ちでした。 結局殺人が起きちゃって海水浴は出来なくなっちゃうんだけど、普通に海水浴をしたのが1章のスクール水着だけというのが切ないね。 せっかく南の島が舞台なんだから、もっと水着を!肌色を! まぁ殺人事件がメインのゲームで水着カットがあるだけでもいいんだけどね。
今回の殺人の動機はモノクマが設置したゲーム。 皆でプレイしないようにしようって決めたのに、日向君も含めて何気に皆プレイしてるっていう・・・。 確実にプレイしているのが犯人と被害者、あとゲーマーの七海。狛枝君は縛られる前にプレイしたんだっけ? やるなと言われるとやりたくなるのが人間の性のようです。 最初にプレイしてもクリア出来なくて、裏モードに入るパスワードが「ごかいした」 誤解した、じゃなくて、次にスタートする時に5回下を押すとか、うん、ある意味基本だったね、気付かなかったけど。 「上上下下左右左右BA」みたいなものだよね!(それはコナミコマンド) ゲームの登場人物が超高校級の生徒達に似てるなぁと思った。ゲームの最初にこの物語はフィクションじゃありませんって表示されるから尚更。 唯吹が一番分かりやすくて、西園寺も分かりやすいか。 学校で殺人事件が起きるってすごいなぁって思ったけど、そもそも絶望の活動は希望ヶ峰学園から始まったんだっけ。
今回の動機は犯人が限定されているから、どう考えても九頭龍しか無理だなって思ってた。 だからずっと彼を疑ってたし、西園寺を疑うように仕向けるのはフェイクだと分かってた。 その先を読む事が出来なかったけど、それは分からないよ! 殺人後の血を洗い流すのにペットボトルの水を使った事は分かっていたけど、それが物理的に可能だった人間に思い至った時、え、マジで?と思った。 うーん、騙された!ペコちゃんも好きなキャラだったので尚更。 被害者の小泉さんは日向君と一番フラグの立ってるキャラだったので亡くなって惜しい。 製作者側のノーマルCP一押しは日向×小泉なんだな、と思ったくらいに、フラグが立ってた。
九頭龍の妹が昔小泉をいじめてて、それを不快に思った仲間のサトウさんが妹を殺害。 変質者に見せかけて殺し、仲良し5人グループでそれを発見し、第一発見者となる。 だけど、西園寺などが事件に巻き込まれる事を嫌がり通報せず、第一発見者は用務員になる。 サトウさんが殺したという証拠を小泉さんは写真に撮ってしまう。 サトウさんは小泉さんの為を想ってやったって事で、小泉さんも強く言えなくて結局黙認。 小泉さんは証拠写真をビリビリに破いて焼却炉に捨てるけど、そこを九頭龍が目撃。 真相を知った九頭龍はサトウさんを殺害。
それが過去に起きた事件。記憶を奪われている皆はこの事を覚えてない。もちろん九頭龍も。 小泉に報復したいと思いつつもまだ悩んでいた彼の代わりに、いつも彼の側にいたペコちゃんが殺ってしまった。 モノクマも言ってたけど余計なお世話殺人なんだよね、今回は。 九頭龍の事をいつも考えて、九頭龍を笑顔にしたいと考えていたペコなんだから、そこで殺す必要はなかった。 いつも自分が彼の代わりの剣となり盾となると思ってたからかもしれないけど、もう少し考えて欲しかった。 一番やりきれない殺人だったな・・・。殺す必要ないじゃんっていう。でも殺人って全部そんなもんかもな。 九頭龍とペコは両思いで、お互いを大事に思ってるんだから、二人とももっとちゃんと話しあえば違った結末があったかもしれない。
おしおきされるペコを見てられなくて飛び込む九頭龍。彼を守る為に自分を盾にしたペコ。 九頭龍も瀕死の重傷を負うけど、モノミにクロ以外をおしおきするのはルール違反だと言われて、モノクマが治療する。 この事件をきっかけに九頭龍が丸くなって色々話してくれるようになる。 話すたびに好きになるキャラです、九頭龍は。
○3章○ 冒頭の九頭龍の切腹シーンはやり過ぎだと思ったけど、彼がけじめを付けるには必要だったんだろう。
病院が出てきた事で病院が殺人の舞台になるかな、怖いな、と思ったけど、全然そんな事なかった。 今回は動機が明確じゃない殺人です。誰でも良かったって事だな。不気味で怖い。 モノクマの作った映画を見たくないからと150万円でモノクマステッカーを買ってしまう日向君は捨て身だと思う。
狛枝、唯吹、終里の3人が絶望病にかかってしまい、看病する為に罪木が病院に残る。 感染性のある病気という事で、3人の熱を計る為に触った日向も隔離、何かあった時に一番最初に犠牲になるのは自分だって事で九頭龍も隔離要員。 それ以外は全員第3の島のモーテルに引きこもる事に。病気は怖いもんね。 狛枝君が危篤になって、回復した途端に殺人発生。しかも二人も殺される。 もうこれさ・・・、どう考えても犯人は一人しか考えらなくて、方法はともかく、犯人は一人しかいないと思ってた。 罪木さん。病院には泊まる事が出来なくて、日向と九頭龍はホテルに戻っていた。病院にいたのは罪木一人。 西園寺と唯吹が被害者なんだけど、犯行が可能なのは罪木だけだよ。 トリックで麻袋を被った人間が首をつろうとする映像を日向が見るんだけど、これは被害者じゃないだろうなぁって思ってたし、被害者が唯吹だから似たような髪の長さの罪木が演じてるんだろうなって何となく思ってた。 実際は髪の長さは関係なかった。
罪木の動機がよく分からなかった。罪木も絶望病にかかっていて、病名は思い出し病。 過去の記憶を全部思い出したからこその犯行だって説明で、学級裁判での豹変っぷりがどうも江ノ島を思い出させて。 病気の総称も絶望病だったし、もしかして罪木は超高校級の絶望の一員だったのかなーって何となく思った。 1章も2章も犯人は狂った様子を見せなかったけど、罪木は思い切り狂っていたし。狛枝君と張り合えるくらいに。 恩人の為に殺人を犯した、という台詞がここでは理解出来なかったけど、最後までクリアするとなるほどと思う。 要するに、3章の殺人は私怨でも何でもなく、人数減らしが目的。殺す事だけが目的。そこに理由はない。 先程も書いたけど自分を含めて誰でも良かった。 もし自分がクロだとばれなければ自分以外全員死亡でそれでもOK、自分がクロだとばれても自分を含めて3人死亡で一気に3人減らせてOK。 死ぬ事だけが目的の殺人だった。
3章の途中で終里さんがモノクマに戦いを挑んで、前作のオーガの悲劇再びかと思ったら、弐大が庇って重傷。 結局弐大は学級裁判にすら出られなかったんだけど、3章の最後で復活。 メカ弐大君として。 正直、人間の弐大は濃かったので、メカ弐大くらいでちょうどいいなと思った(酷い)
字数制限に引っ掛かったので、後半へ続く!
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