| 2012年03月20日(火) |
アムネシア イッキクリア |
アムネシア、イッキクリア。 最初から最後まで恋愛しかしてないのに展開と結末が読めなかった。 事件要素全くないのに展開が読めなかった。 まぁ選択肢間違えると即死するんだけど。 イッキは何か面白いキャラで、ケントとのやり取りが本当楽しかったです。
シンは最初に記憶喪失だと話して、シン、トーマ、サワ、と色々フォローしてくれる人がいたけど、このルートはオリオンしかいなくて孤独だった。 頼れる人がいないって大変だね。 イッキ自身にはずーっと記憶喪失だって話せないし、頼れるのはオリオンだけで、ああ、これが普通なんだなって思った。 シンルートが恵まれ過ぎていたわ。
最初にクリアしたのはノーマルエンドだった。 シンの時に最初にグッドエンド行けたから何も攻略見ずに行ったけど、イッキはダメだった。 イッキは難しい。何を考えてるか分からない。 まず、イッキが主人公を好きだっていうのが信じられるのか違うのかっていう所から始まるからね。 モテる男のテンプレみたいなキャラだったし、イッキファンクラブのメンバーの行動が本気で怖かった。 リカさん・・・恐ろしい子! 途中、これ絶対バッドになるなぁっていう選択肢あって回避してノーマルエンド行って、その後その選択肢戻って選んだら、本気でバッドエンドになったよ。 リカさんに殺されたよ。殺されたって言うか、あれは植物状態? バッドエンドリストに「君を壊した子達を壊してくるよ」っていうのがあったので、絶対そういうエンドはあると思ってた。
イッキはバッドエンドが素晴らしい。バッドエンド思わず全部埋めちゃったよ。 ノーマルエンド→グッドエンドとクリアして、その後バッドエンド3つ全部埋めた。 「やるじゃない、神様」というタイトルを見た時はどんなエンディングなのかな、監禁エンドかなって思ったけど、このエンディング秀逸だった。 イッキのエンディングで一番好きかもしれない。
イッキの事を信用出来なくて記憶喪失の事を話してないんだけど、最終的にイッキに記憶喪失だとばれるエンディング。 記憶喪失疑惑を上げて行けば見られるエンディングなんだけど、このエンディング好きだなー。 イッキが最初は信用されなかった怒りを主人公自身に向けるんだけど、その後こらえて主人公を追い出して、一人自責の念にかられる。 主人公が自分を信用してくれなかったのは自分の今までの行いが悪かったから。だから「やるじゃない、神様。罰としてはこれ以上ないよ」って。 その後海に行くのは別のエンディングだったかな。この海に行く話も好きなんだよな。 「一緒に住みたかったな」のバッドエンドの方かな。主人公に振られて、イッキとケントが二人で会話してて、ケントが冗談で海に向かって叫べばいいって言ったら、本気で二人で行く事にするエンディング。 イッキはバッドエンドが一番輝くと思います。
イッキには濃いファンクラブがあるんだけど、主人公が「一般人のファンクラブが何をしてるか」という興味を持って入会するというのが・・・。 お前は私か。 このファンクラブも黒くてねぇ・・・・。よくある「イッキ様は皆のもの」協定があって、ファンクラブの上位メンバーからイッキに告白して付き合う→3ヶ月経ったら別れる→毎日何があったか報告メールを送る、という事をやってる組織だった。 だから、イッキがどんだけ女性に本気になっても女性の方が本気じゃないから続かないという・・・。 記憶を失って報告メールを送るのを怠った主人公は、それでファンクラブメンバーから色々嫌がらせを受ける事になる。 まあイッキと会うのを邪魔されるくらいの可愛いものだけど。 合宿の肝試しの時は選択肢間違うと即死するけどな。 グッドエンドではイッキもファンクラブにびしっと言ってて良かったんだけど、ほんと、イッキが甘い顔するからどんどんエスカレートしていったんだと思うよ、この組織。半分はイッキのせいだ。
ノーマルエンドでは記憶喪失の事を話さなくて、オリオンもいきなり消えちゃったけど、グッドエンドでは記憶喪失の事もちゃんとイッキに話す。 主人公の父親が浮気性の人で結婚を3回くらい繰り返していて、3ヶ月毎に彼女を変えるイッキの事をお父さんと同じだと思って、不信感を抱いていたから、イッキの能力=目の合った女性は恋に落ちる、も主人公には効かなかったらしい。 この能力、要するにイケメンに見つめられたら誰でもぽーっとなっちゃうよねっていうただの心理状態の事だと思うけど。 それでイッキ自身も女性に優しい性格だし、ちょっと優しくされたら好きになったと勘違いしちゃうだけじゃないかな。 と、ケントが説明してたのもあながち嘘じゃないと思われる。 主人公は父親と再婚相手の家に一緒に住まないかと言われていて、その期限が8月末だった。イッキは何度も一緒に住まないかと言うんだけど、それがこの伏線。 父親と一緒に住む事にして、イッキが会いに来るのがノーマルエンド。 イッキと一緒に同棲する事を決めるのがグッドエンド。
イッキとケントの数学パズルに関するやり取りが大変楽しかったです。 会うたびに暗殺者とターゲットのような会話をしないとその後の会話が成立しない所とか。 何なのあの人達。面白かった。
あと店長!「客は敵だ!!」は名言だと思う。「たるんどるぞ!」とか怒っちゃうし。 店長はルートによって性格が一番変わるみたいだね。 イッキルートのシンもいい味出してた。 グッドエンドルートの「店の前掃除したいんですけど」からの流れが好き。「馬鹿過ぎて騙した気にもならないけど」とか「ウザイからでしょ」とか相変わらず口が悪くて楽しい。
トーマは主人公の兄だった。血の繋がらない兄。 主人公が倒れた時にトーマに介抱されていて、そこにイッキが現れた時に変な仮面つけてて大爆笑。 「この不審者!警察に通報しますよ!」という選択肢が一番何の影響も与えない選択肢だというのが信じられなかったです。 全体的にイッキルートは楽しかったよ。
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