| 2010年04月24日(土) |
薄桜鬼土方歳三クリア |
薄桜鬼、土方ルートをクリアしました。 いやー泣いた。泣かされた。号泣と呼ばれる泣き方を2回ほどしたルートだった。 土方は新撰組では外せない人間だし、新撰組を作った人間のうちの一人でもあるし、最後まで戦ってた人でもあるので優遇されてるだろうなとは思ってたけど、優遇されてるとかそんなレベルじゃなかった。 薄桜鬼、という物語が土方についての物語じゃないか・・・! まぁ他の新撰組物の小説でも、土方が主人公なものが多いですけどね。燃えよ剣だって土方の物語だし。
今までクリアしたのが沖田と平助のみだったので、共通ルート自体が今までと全然違って楽しかった。 近藤と結構楽しく会話してた気がする、このルート。 ただ、土方の親密度を上げるという事は、土方の望む行動をするという事で、それイコール大人しくしている事なので、少々物語としてはつまらない部分もあったよ。 父親も探しに行かない、薬の事も調べない、なので、何か事件があっても蚊帳の外だなーと思ってた。巡察にも行かないし。 拷問の事に関してほんの少しだけ出てきたのはちょっと嬉しかったり。土方と言えば、例の拷問をまず思い浮かべるので。 蝋燭と五寸釘の使い道はね・・・逆さづりにした捕虜の足の甲から五寸釘突き刺してそこに蝋燭さして火を点けて、溶けた蝋で責める、というやり方だよ、確か。 千鶴には教えないのはやはり乙女ゲーだからか。原田に知らない方がいいって言われてた。 アニメでやってた山南に言われて四国屋に伝令の為に山崎と一緒に行く、というのは土方ルートなんだな。 その前に巡察に出ているのは沖田ルート。 アニメは土方ルートのみだと物語として面白くないので、随所随所で他ルートの話を入れて行くみたいだね。 沖田ルートを選んでくれるなら私が嬉しい。3話の感想読んだら、池田屋では沖田ルートに入ってくれるみたいなので、火曜更新の3話が本当に楽しみ。
「罪人は斬首刑で充分だ」っていう台詞を土方が言うんだけど、これ痛いなーと思う。 近藤が同じ運命になるから。 この台詞を言ってる時点で土方はまさか近藤がそんな事になるとは微塵も思ってないだろうけどさ。 結末を知ってる側から見ると、土方がこの台詞を言うのは痛いと思った。
段々と沖田の出番がなくなるのは、沖田以外のルートではデフォルトなのかな。 でも、土方ルートはまだ沖田の病気の事を気にしていたよ。結構後の方まで沖田がどうなったか気にしていたよ。 平助ルートとかあっさり沖田いなくなったものな!沖田の行く末を私に暗じさせてくれ。
4章でさ、夜中に沖田の様子を見に行くイベントがあるんだよね。 久々の沖田との会話だろうとウキウキしてたら、平助がいて、平助との会話が主体で話が進んで。 平助には悪いが私は沖田と話したいんだ、沖田と話をさせろ、と思ってた。 でも、土方ルートの千鶴は沖田には結構平静な態度で、平助に「こんな夜中に男の部屋を訪ねてくるなんて誤解されても知らないぞ」とか言われても「私と沖田さんはそんな関係じゃありませんから」ときっぱり否定。冷静に否定。 お前、少しは赤くなるとかしてくれてもいいじゃないか・・・! 土方ルートなんだよなーという事を実感した。本命以外には流されない千鶴が好きです。 そんで沖田も対応冷たくてね。まぁ親密度上がってないし、むしろ0だし仕方ないかな。 病で動けない自分の体にイライラしてるんだろうし。 それでも、羅刹が暴走した時には斬ってるんだよね、沢山。 ほんと沖田に戦わせてあげたい。本人のルート以外じゃ羅刹化しないと思ってたのに、斎藤とか羅刹化したんだから沖田も羅刹化したっていいじゃん。 まぁ羅刹で労咳は治らないんだけど。 沖田が労咳だというのもこのルートでは結構後になるまで知らされなくて、ああそいやいつも立ち聞きしてたから知ってたけど、本来はあそこで立ち聞きしないと土方とかからの発表待つしかないんだよなーと思った。 まぁ土方も近藤も知らされてなくて、知ってたの本人と斎藤と松本先生くらいだろうけど。
4章で最初の号泣シーンが来るわけです。 悲し過ぎて続きをプレイ出来なくて思わず電源切ったのなんて初めてだ。
淀藩に増援部隊を頼む為に、源さんと一緒に千鶴は移動していた。その時のやり取りがすごく微笑ましくて、温かくて、ああやっぱり源さんいい人だなぁって思ってた。 他ルートだとあっさりした文章で淀藩の裏切りを書いてたけど(むしろ数行のみだった)土方ルートは丁寧に書くんだなぁ・・と思っていたら。
微笑ましいやり取りは死亡フラグだった。
源さんは、元々死ぬ人です。死ぬ事を運命づけられてる人です。他のキャラルートでもいつの間にか死んでいた。だから、死ぬという事実は仕方ないのかもしれない。 でも、その源さんの命を、源さんの部下の命を弄んだ風間だけは許せないと思った。 暇つぶしに隊士を殺して、源さんの事もなぶり殺しにした風間は許せないと思った。 どうせ殺すなら一発で殺してよ!自分は一発で死んだ癖にさ。 源さんの事を虫けらと言ったり、死ぬのは当然だとか色々暴言吐いてた。 風間は人間が大嫌いなんですね。それはよく分かるけど、だからといって殺していいという論理はないよ。 もうこの辺りは千鶴とシンクロ率高かった。「黙れ!」とかさ。攻略見ずに仇を取るの選択肢選んだけど、それで正解だった。
源さんは千鶴に土方への遺言を残して逝くんですが、それも切なかったな。泣いた。 あの状況で源さんの台詞全部ちゃんと記憶してた千鶴は偉いと思った。 私は覚えて居られなかった。
千鶴が舌を噛んで死のうとした時に土方登場。これかっこよかったな。 風間に勝てないからと薬を飲む土方。その時の台詞も良かった。 元々まがい物だったとか、武士になるのを夢見てた愚か者だとか、それでも貫きゃ真になる、とか。 色々たぎった。燃えた。萌えるじゃなくて燃えた。
土方は風間の顔面に×印を付けるんだけど、それで風間を激怒させてね。 今まで人間に傷を負わされた事なかったみたいだし、しかもそれが顔だってんで、傷自体はすぐ塞がってもプライドが許さなかったらしく。 ものすごく怒って、ものすごく土方を殺そうとして、土方もそれに応じようとしたけど無理で。 そんな中、土方を救ったのが山崎だった。
山崎も死ぬ運命の人だけど、他ルートで気付けば死んでたりしたけど、この人も死ぬ所きちんと書くのか・・・! 風間の剣から土方を庇って貫かれて、それでも土方を諭してた。 自分は手足で土方は頭だ、手足の替えはきくけど頭はそうはいかない。 新撰組は近藤と土方の二人のものだから、どちらが欠けても駄目だって。 近藤と土方は二人で一人だから。
この辺で腐的妄想をするのかもしれないが、私はもうその辺の所はとうの昔に通り過ぎてきているので特に何も思いませんよ。
源さんや山崎がそんな状況になってるのに、永倉はそんな事知らないからのんきな声で探しに来てて、それがまた痛かった。 現実味あるなぁと思って。
大坂城で戦をするのを楽しみにしていた土方だったのに、結局追い出されてしまう。 土方が「まぁいいや」とか諦めてるのを初めて見たよ。 山崎は永倉が来た時点では生きてたんだけど、結局死んでしまった。 助かるのかと思わせておいて死ぬって・・・・一瞬、本当に助かるのかと思ったのに。 薬は飲ませないんだな。幹部じゃないから?
5章では負け戦が続いて、新選組がバラバラになっていく。近藤さんが弱気になっていく。死亡フラグが立ってきた。 土方ルートの5章は沖田出て来なかったな。最初に近藤と一緒に良順の所にいると描写があっただけで近藤が復帰した後も沖田の影は見えない。
6章に入った所で永倉、原田が離脱。近藤や土方の考えについていけなくなった。 沖田の様子がやっと分かった。肺の病が悪化し千駄ヶ谷の離れで静養中…千駄ヶ谷って沖田最期の地じゃないか!そう思って燃えよ剣で確認しようと開いたら、ちょうど沖田総司の章だった。 5月30日って何かあったよな…と、ここ数年ずっと思っていた。そうだよ沖田の命日だよ。忘れてた。 千駄ヶ谷の地名に動揺した。千駄ヶ谷と言えばテニミュ会場最寄り駅というのが最近のイメージなのに、沖田と千駄ヶ谷が並んでるの見たら最期の地だと思い出した。 人の記憶ってやっぱりずっと残ってるんだなと思った。
そして、例のシーンが来てしまう。近藤が投降するシーンが。
ここも泣いたね。号泣ではなかったけど、泣いた。 近藤が千鶴に、普通に好きな男と結婚して、普通の女として幸せになれって言うの。 でも、千鶴の好きな男は沖田・・・じゃない、土方なので、このまま土方と一緒にいた方がいいと思うのよ。 この時点で千鶴はほとんど恋心に気付いてないんだけど。あれ千姫に言われたのってこの前だっけ? どうしても皆近藤を死なせたくなかったけど、近藤は自分の命1つで皆が助かるなら、と投降していった。 近藤と土方のやり取りも良かった。「局長命令は絶対なんだろ?」とか。 本来、近藤が感情的になって、土方がそれをいさめる、というのが通常だったのに、ここでは立場が逆転しているのとか。 皆、トップが近藤だったから付いて行ったんだよね。トップのNo.2は厳しくてもトップが人柄良ければ組織として人はついていく。 トシにばかり汚い役をやらせてしまった、と後悔する近藤が頻繁に出てきたけど、土方は近藤の為に働くのは全然苦じゃなかったと思う。
近藤の斬首という描写はしばらく出てこなかったけど、後でちゃんと明かされた。 会津だか仙台だか行った時に別行動してた斎藤から知らされた。 新撰組隊士以外にもこのルートでは大鳥とか榎本とか出てくる。洋装土方になった辺りからの仲間ですね。 沖田の事を榎本に聞いたけど何も知らなかった。でも時期的に沖田はもう死んでいる時期だった。 近藤の処刑の1ヶ月後に死んだはずだから。
そんで斎藤も羅刹化しちゃったんだよねぇ・・・・このルート。 多分、戦に勝てないから手を出してしまったんだけど、そのせいで本来生き残るはずの斎藤まで死んでしまった。 これ予想外でショックだった。斎藤といえば、最後まで一緒に戦いはしないけど生き残るの確定だったので、会津で死んだと言われた時には嘘だと思った。
ずっと空気的だった父親が突然現れて、千鶴を誘拐。そういえば千鶴は父親を捜しに京に来たんだよな・・という事を思い出した。 山南と密会していたと言って、ここでも山南は悪者なのかな、ここでも羅刹の王国を作るとか言って敵対するんだろうな、と思った。 父親は長州で羅刹部隊作ってたみたいで、羅刹沢山いた。平助も襲われてたけどあの人腐っても幹部だから話にならなかったみたい。生きて戻って千鶴の前に現れた平助はかっこよかったよ。 それで、また山南と戦うのか嫌だなぁーって思ってたら・・・・この人、ここでは味方だった。 敵を騙すにはまず味方から、とか言ってた。 羅刹はもう必要ない事をわかってて、羅刹に未来がない事を理解してた、この山南。 平助が山南さんかっこつけすぎ!って言ってたけど、本当かっこよかったよ、山南さん。 山南さんが好きな私に対するサービスシーンですね!(笑) もうねー。山南はどのルートでも悪役なんだと思ってたよ、こんなおいしい役やらせてもらえると思わなかった。 山南さん大好きだ、土方ルートは痛い事ばかりだと思ってたけど、そんな事なかったブラボー!セーブデータ作って保存しておくよ、と思った。
でも、かっこいい姿が出るのは、死亡フラグだった。
2度目の号泣はここでした。父親が羅刹から千鶴を庇ってあっけなく死ぬんですが、そんなのはまだ序の口。 羅刹になったのが早かった山南と平助は、ここで限界が来て、死亡。つーか灰になった。
本来さ、恋愛ゲームなんだから、最期に手を握るのは千鶴だと思う。普通の乙女ゲーならそうする。 でも、薄桜鬼は最後に二人の手を握るのは土方の役目だったよ。 そんで、土方が山南を信頼していた、とか、そういうのをわかってましたとか言われたら、もう泣くしかないよ。 号泣ですよ。号泣。山南好きなキャラだから余計に泣けた。 羅刹でもいい。鬼畜でもいい。狂っていてもいい。山南さんにも平助にもせめて終章まで生きていて欲しかった。 山南ルート作ろうよ。狂わない山南がいるとは思わなかったよ。まぁ山南ルートは随想録が作ってくれるみたいだけど。 土方ルートの8章は表山南ルートだな。裏山南ルートは平助ルートの方にあるし。 でも薬も飲まずに吸血衝動に耐えるなんて有り得ないしやっぱり血は吸ってたのかな。 明里とか?土方に千鶴がいたように山南には明里がいたとか。 でも例え明里が薄桜鬼の山南にいたとしても、明里は普通の人間だろうし、千鶴のように怪我がすぐ治るわけじゃないからダメか。 灰になったら墓も作れないじゃないか。 結局このルートでは山南さんは辻斬りしてないんだよね?父親の羅刹隊がやってた事で合ってる?もう新選組で残ってるの土方しかいないじゃない。 斎藤も島田も永倉も原田も今はまだ多分生きてる。でも土方の側にはいない。 仲間が皆いなくなっても最後まで誠の旗の下に戦った土方。 土方ルートは土方の生き様過ぎて、土方らしくて、新選組を語るには土方ルートだと思う。 何か恋愛物やってる気がしないんだけど…恋愛どこいった。まあいいけど。 新選組としてだけじゃなく、羅刹としてもただ1人残されるのが土方じゃないといけないのか。 孤軍奮闘。その言葉に2 つの意味を持たせてるんだね。島田君は生きてて良かった。この人も確か生き残るはずだもの。
ここまでは恋愛っぽくなかったけど、8章だか9章だか入った辺りで恋愛物っぽくなってくる。
土方に捨てられる。女として幸せになってくれ、って言われて箱館には連れて行って貰えない。 でも、蝦夷で地盤を整えたら呼んであげる、という大鳥の言葉を信じて3ヶ月後、千鶴は土方付の小姓として辞令を受け取る。 土方の目の前でこんな紙きれに頼った私が悪かったわ、と辞令を破る千鶴は大変男らしかったです。 土方は江戸の女には弱いらしいよ。言う事を聞かなきゃって気にさせられるらしい。この人も何だかんだ言って弟だからな。
土方はデレると可愛かったです。千鶴を嫁だと大鳥に言われても全然否定しないし。 一度認めると、根は素直なんだろうな。
宮古湾での船奪取作戦失敗の後、また蝦夷を離れろって言われるんだけど、ここまで来て離れろはないだろうと思ったよ。 千鶴だって最後まで見届けたいだろうし。
宇都宮で風間に襲われた後、復讐を誓ったはずなのに風間が一切現れなかった。 土方ルートは事件が沢山あるので、風間を入れるタイミングがなかったんだと思うけど、最後の最後でやっぱり出てきた。
馬を撃たれて落馬するのが、土方の最期。薄桜鬼では羅刹化してるから致命傷にはならなくて生きてる。 追撃を免れる為に移動した土方と千鶴が見たのは、満開の桜。 ここのシーンが綺麗だった。描写もキレイだった。綺麗で平和な風景の中、現れる風間。 やっぱり決着はつけなきゃダメだったんだろう。
ここで、風間は土方をまがい物としてではなく、鬼だと認める。その呼称が薄桜鬼。 薄桜鬼、という言葉は、羅刹化した土方を指す言葉だったんだね。 勝負は一瞬だった。物語としての尺がもうなかったんだと思う。 散々色んな人をなぶり殺しにしておいて、自分は戦って満足して一瞬で死ぬなんて、お前優遇されてるなと思った。
エンディングに泣いた。泣ける描写は特になかったはずなんだけど、穏やかな日常って土方から一番遠い物のはずなのに何でこんなに似合うんだろう。 死亡フラグ立ってる気がするけど千鶴と一緒に穏やかに時を重ねて欲しい。 平助や沖田のように雪村の故郷にいないから、水飲んでないし沖田よりダメな気がする。その沖田の最期は結局書かれなかったな…
土方ルートは色んな隊士の描写が詳しくて楽しかった。 痛いシーンも沢山あったけど、物語として一番深みがあるのがこのルートだと思う。 その分、恋愛シーンは抑え気味な気がするけど、特に恋愛要素を求めてるわけではないので構わない。 ただ、沖田を空気にしないでーとは思った。土方と沖田だって仲良かったはずなんだけどな。
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