とらドラ!のDVD6巻を見ました。 長々と語りたいんだけど、時間ないので簡単に。
女の子3人が切ない。竜児も切ない。 でもやっぱり女の子が切ない。 最初に放送を見た時は大河が一番せつないと思ってたんですが、DVDを見た時は亜美が一番せつないと思った。
亜美は竜児の為に忠告をするんですよ。 竜児=父、みのり=母、大河=子供、っていうおままごと遊びは長くは続かないよ、それって不自然だよって。 全部リセットして1からやり直して、今度はそこにあたしも最初から入れてよって。
その台詞自体も切ないんですが、一番切ないと思ったのは、竜児が亜美のその話を全然覚えてなかった事。 竜児にとって亜美の話は重要な事じゃなかったのか、亜美がその話の直後に「今の話は忘れて」と言ったから本当に忘れてしまったのか、真偽は定かではないけど、とにかく竜児は亜美の「おままごと遊び」についての話を覚えてなかった。
クリスマスパーティの日、ステージで歌った亜美が竜児の所に来て、自分の歌をどうだったか聞いて、竜児はすごかった、良かったって褒める。 でも、直後にすぐに「大河は今どこだろう。あいつも褒めてやらないと」って言うんだよね。 これさー。亜美にとってみれば、面白くないよな、と思う。 竜児が今話してるのは亜美なのに、竜児はいつも大河とか、みのりとか、別の人の事を考えてるわけですよ。 竜児の中に亜美に対する恋心がひとかけらもないから、それは仕方ないんだけど。 だから亜美も「私言ったよね、おままごと遊びは不自然だよって」って前に言った話をまた言うんだけど、竜児はさっき書いたようにその話をよく覚えてなくて「は?」みたいな顔をして。 なので、亜美は怒って立ち去ってしまう。
その時のセリフが切ない。 「何よ、あたしの話なんて、全然聞いてないんだ・・」
ほんと、亜美って竜児関係ではかわいそうだよなーと思う。 好きな男の子の意識の中に入り込めないって切ないよね。 他の男の子はいくらでも落とせるのに、一番好きな男の子には全く意識してもらえないって、恵まれてるのにかわいそうな子だと思う。
そんで大河。この子はもうこのDVD全体的に切ない。 最後が一番切ない。
誰かにすがってるわけじゃない、サンタという夢にすがってるだけだから、と言っておきながら、実は竜児に依存してすがっていた、と気付いた後、竜児の名を叫びながら泣くシーンが一番切ない。 その前のパーティから戻って1人で部屋でボーっとしてる所とか、竜児のクマサンタと戯れてる所も切ない。 何か無理してるのがバレバレで。 竜児がみのりとうまくいくという事は、竜児はもう大河の隣にはいない事を意味するのに、それを敢えて考えなかったのか、意識しなかったのか、竜児をみのりの所に行かせた後、無意識に流す涙とか、本当切ない。 この子鈍いよ。もっと早く気付きなよ! 合宿の時にちょっと気づいてたみたいんだけど。 少なくとも、原作では気付いてた。
みのりは切ないっていうか、何て言うか、一言で言うと、ずるい。
前の話の終わりに、亜美から「罪悪感はもう消えた?」と言われてたみのり。 この言葉の意味が最初はよく分からなかったんだけど、今は何となく分かった。
みのりは、竜児の事が好き。それで、竜児もみのりの事が好きだという事に、みのり自身も気付いてる。 でも、みのりはずっと、大河が竜児を好きだと思ってる。 大河は自分では北村が好きだと言ってるけど、その話はみのりにしてないのかな? 大河が竜児を好きだとそこまで思ってなくても、大河には竜児が必要だと、みのりは考えている。
「罪悪感はもう消えた?」は、大河が落とした生徒手帳に、北村と大河のツーショット写真が入ってるのが見つかった後に、亜美からみのりに言った言葉。 だから「大河が北村の事を好きだと知って安心した?」って意味なのかなと思った。
みのりの何がずるいかっていうと、竜児の告白を聞く前に遠まわしに告白を断ったところなんだよね。 みのりも竜児を好きだから、直接的に拒絶する事が出来なかったんだと思う。だから、好きだと言われる前に私は恋愛なんてしなくていい、と、断った。 実際に口にした言葉は「私は幽霊もUFOも見えなくていい」だけど、これは2人の間では「恋愛」の代名詞になってるので。 これ本当ずるい。これを知って亜美は怒るんだけど、さすがに大河も知ったら怒るんじゃないかと思う。結局劇中で知る事はなかったけど。
告白しようと思ってたのに、出来なかった竜児は切ないよな。
でも、一番貧乏くじ引いてるのは亜美だと思う。 輪の中に入れてもらえない感じ。 だから、「1から私も中に入れてよ」なんだけどね。
ところで、PSPゲームとらドラ!ポータブルは、このDVD6巻が終わった直後から話が始まります。 さぁこれで原作やアニメを知らない君もプレイ出来るよ! DVDを1巻から6巻までレンタルして一気に見て、その後ゲームをプレイすると、ものすごく楽しいと思います。
ちなみに、ゲームではヒロイン3人それぞれに対してトゥルーエンドもグッドエンドもあるけれど、確実に結婚や付き合う事が決定する大河やみのりと違い、亜美には結婚エンドはもちろんの事、恋人になるエンディングもありません。 原作で竜児が亜美に対する恋愛感情がない以上、キスシーンは作っても心までは奪わない、という方針なのかと思った。 トゥルーエンドは亜美が気持ちを隠さずに竜児にアタック(これって今死語?)する事を宣言する事で終わり、グッドエンドは数年後に亜美とイタリアで再会し、これから関係が深まるかもしれない、という所で終わる。 両方とも、確実な結末ではなくて、続きはあなたの心の中で・・という感じ。 小説読んでても、竜児と亜美の会話シーンとか、戯れるシーンとかが、アニメでは最低限必要な所以外は全部カットされてる事に気付いて、少し凹むんだ。
つくづく、亜美は報われない子なんだなと思う。 誰か亜美に素敵な彼氏を紹介してやってくれ。
でも、竜児には大河が一番なんだと思う。 一緒に電柱を蹴ってるのを見たあの日から、竜児の隣には大河が一番だと思った。 というか、逆に考えて、大河が竜児じゃなきゃダメなんだよ。 みのりや亜美は竜児じゃなくても大丈夫、でも、大河は竜児以外は無理だと思う。
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