SAKURA'S STUDY DIARY

さくらのきままな毎日

一日一読一書

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桜の開花まで 2012年04月19日(木)
山に戻ってきて、車社会で、もちろん車を運転するのは大好きで。
でも、都会で自転車でドラゴンを送り迎えしていて、それはそれでよい運動になるので、ここでやめてしまうのは勿体ない、と思い、あえて二号の送り迎えは自転車でしてる。

園の近くにはお城があった公園があって。
桜の木がたくさん。

日本に帰ってきて、都会で暮らしていた時、桜を咲くのを心待ちにしたり、お花見に行こうって考えるのが、「日本人は桜が好きなのだ、と演じてる」っぽい不自然さを感じて、あんまり好きじゃなかった。

でもね。
毎日毎日公園のそばを通って、少しずつ枝先が濃いピンクになるのを見ていると。いつ咲くかな、もうすぐ咲くかな、今日は開くかな、桜が咲いたらドラゴンと寄り道していこう、お弁当もって一緒に食べにこよう、って自然に思えるんだ。

桜だけじゃなくて。
手入れされている庭先に、水仙やパンジーや芝桜がたくさん花をつけて。
道ばたにはナズナとかオオイヌノフグリとか小さな花がたくさん咲いていて。

そして気がつく。
ああやっぱり、私は都会のビルの谷間の公園にあって、ある日突然咲くような桜(実際はそうではないけれども、そう感じざるを得ない)に満足できていなかったんだって。桜は大好きだし、見に行くのもいいけど、花が咲いたときだけちやほやするようなお花見客が好きになれなかったんだって。

それは、桜だけじゃなくて、都会の中に残された自然に感じる不自然さなんだ。

朝まだ冷たい風の中を自転車で駆けると、春のにおいがするんだよ。

公園の桜は、今日、咲き始め。
明日には3分咲きくらいになるのかな。
週末は雨予想。来週晴れて暖かくなったら、ドラゴンとお花見に行こう。

 


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