ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年11月05日(木) 会えない日が愛を育てる

朝の内は青空が見えていたが次第に曇り午後には雨が降り出す。

明後日には「立冬」である。いつまでも秋ではいられない。

一雨ごとに寒さを感じるようになるだろう。

庭の雪柳がすっかり枯れてしまい冬が越せないかもしれない。

春先になれば新芽が萌えて来るのだろうか。

何としても咲かせたい気持ちで毎日見守るばかりであった。


山里ではぽつぽつと山茶花が咲き始めている。

冬を代表する花で私の「誕生花」でもあった。

花言葉は「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」だそうで

いかにも私に相応しいのではと勝手に思っている。

何があっても負けない強さが欲しいものだ。



仕事は例の一般修理が終らず今日で3日目となった。

整備標準点数は4,5時間なので半日もあれば終わる修理である。

同僚を追い詰める気持ちはないが余程難解な修理なのだろう。

義父に相談すればまた「やらしておけ」と云うばかりであった。

手助けをする気は一切ないようである。


経理はどん底でゼロから立ち上がれずにいる。

今日は車検機器の校正検査があり手数料を支払わねばならなかった。

預金も現金も底を尽いており奥の手を使うしかない。

一時的な借入金となるが急場を凌ぐには他に手段はなかった。

それが不思議と苦にならないのである。奥の手様々だと思う。

嘆いてもプラスにならないのなら奥の手に助けて貰おう。

義父に話せば笑い飛ばしていた。笑う門には福が来るのだろう。


定時を少し過ぎてから整形外科へと向かう。

自動車専用道路がまた通行止めで市内まで40分掛かった。

病院の駐車場は空いており入口近くに停めることが出来る。

リハビリの順番も直ぐに来てU君の目配せに胸がときめく。

リハビリ後は診察があり40分程待たねばならなかった。

診察はほんの3分程で気さくな医師と笑顔で語り合う。

来週からの予約表を看護師さんが発行してくれたが

U君の予約が既に埋まっており来週は取る事が出来なかった。

他の療法士さんは空いていたがU君が命である。

「嫌です」ときっぱり断り来週はお休みとなった。

「また来週ね」とU君と約束したのに残念でならない。

会えない日が愛を育てるのだと信じようと思う。


降りしきる雨。もう薄暗くなった道を急いで帰る。

帰宅したら娘が「寄せ鍋」を作ってくれていた。

夢に餅の気分になり嬉しくてならない。

熱々をふうふうしながら夫と食べる。

明日の朝はおうどんを入れようと楽しみであった。


夕食後、煙草を買い忘れていてローソンに行こうとしていたら

路地の暗がりからあやちゃんの声が聞こえた。

「おばあちゃん」その声が優しく胸に響く。

懐中電灯を照らして散歩に行っていたようだった。

靴を履いているあやちゃんを見たのは随分と昔に思う。

もしかしたら毎晩散歩に出掛けていたのかもしれない。

知らなかったことを謝りたい気持ちでいっぱいになった。

昼間の人目を避けているのなら何と憐れなことだろう。

胸を張って堂々と土手の道を歩かせてやりたい。

陽射しをいっぱいに浴びてきらきらと輝いて欲しいと思った。


※以下今朝の詩


     芒

  艶々と輝く穂
  若き芒はうつくしい
  栗色の髪をした乙女のようだ

  風が吹けば靡き空に恋する
  片恋も叶うかもしれない
  切ない秋の夕暮れ時であった

  時は待ってはくれず
  時はひたすら進もうとする

  いつまでも若いままではいられず
  穂に白いものが見え始める
  老いは誰にも等しく訪れるのだ

  叶わなかった恋が遠ざかる
  諦めてしまえば何と潔いこと
  身の程を知れば尚更のことだ

  白髪の老婆になった
  もうすぐ冬が始まろうとしている


 < 過去  INDEX  


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加