ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年03月18日(水) 催花雨

ぽつぽつと小雨降る一日。

春雨のはずであったが気温が低く冷たい雨であった。

桜の蕾には催花雨となったことだろう。

雨不足でどんなにか水を求めて耐えて来たことか。

桜便りは届いたがまだ山里には一輪も咲いていない。

平田町の桜並木も同じく蕾があるのかさえも分からなかった。


山里では水を張られた田んぼが目に付くようになったが

やはり深刻な水不足とのこと。義父も頭を悩ましている。

先日蒔いた種籾はもう発芽し明日はハウスへ運ぶらしい。

苗ばかり増えても肝心の田んぼが心許ない有り様であった。

ハウスの苗にも毎日水を遣らねばならず大変な苦労である。



今日は雨のおかげで朝からずっと義父が居てくれて大助かりだった。

例の大型車の請求書もやっと仕上がり郵送を済ます。

月末までには入金となるだろう。高額なのでもう安堵しかない。

義父も決して会社を見捨てた訳ではなかった。

ただ高齢でもあり二足の草鞋が辛いだけなのだろう。

どちらも完璧に済ますほどもう若くはないのである。


午後も仕事が忙しくなり大急ぎで整形外科に向かった。

予約時間ぎりぎりであったがU君が笑顔で待ってくれていてほっとする。

施術中にあれこれと語り合うのが楽しみであるが

今日はU君が身体障害者であることを打ち明けてくれた。

いつも片足を引き摺っているので気にはなっていたが

どうやら子供の頃から障害を抱えていたらしい。

根掘り葉掘りと訊くことでもなくそれ以上は訊いてはならない。

しかし決して辛い子供時代ではなかったようである。

よく理学療法士の道を選んだと感心せずにはいられなかった。

自分の身体を二の次にして誰かの役に立ちたいと思ったのだろう。

そんなU君のことが増々好きになった。


買い物を終えて4時半に帰宅。

昼間あやちゃんが茶の間に下りて来ていたそうで

「遅くなったけどお誕生日おめでとう」と夫に告げてくれたのだそうだ。

本当は昨日伝えたかったのだろう。でもそれが出来なかった。

あやちゃんなにりそのことを悔やみ今日は勇気を出したのだと思う。

「こんなに嬉しいことはないぞ」と夫も感動したようだ。

「人並み」とは何だろうと改めて考える。

毎日学校へ行って勉強し部活をすることだろうか。

友達とラインを交し皆と仲良くすることだろうか。

恋だってするだろう。胸がドキドキすることも。

そんな全ての事を手放しているのである。

しかしそれを決して憐れだとは思はない。

閉じ籠っている殻にも春の風がきっと届くだろう。

桜が咲けば夢のように想像をふくらます事も出来る。

私達は一丸となってそんなあやちゃんを見守り続けたい。


※以下今朝の詩


   開花

あたりまえのことなど
ひとつもありはしない

花はどれ程の寒さを
乗り越えて来たことか
厳しければきびしいほど
根を張り続けて耐えた日々

枯木になることをおそれた
不安でならなかったけれど
空がある限りと枝を伸ばし
風を受け止めて来たのである

老木ならば尚更のこと
命にしがみつこうとする
いったい誰が守ってくれよう

花として咲けば歓喜の声がする
永遠の命など在りはしないが
凛々と空を仰ぐ真っ新な春であった





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