朝からの青空であったが北風が強く吹き荒れていた。
午後にはやっと風が収まりぽかぽか日和となる。
ほっとするような暖かさであった。
今朝は朗報が。子猫の里親が見つかったようだった。
最初は鉄工所のKちゃんが飼う予定だったが
犬を飼っているので奥さんに反対されたらしい。
困り果てていたが仕事先の人が飼いたがっているのだそうだ。
今日明日にでもと思ったがもう少し先になりそうである。
一日でも早く真冬の寒さが来るまでにと願わずにいられない。
子猫にとっては初めての冬である。強く逞しくと思うが憐れでならなかった。

工場は予定通りに車検の車が入庫しており今日は活気がある。
そうそう閑古鳥と仲良くするわけには行かない。
12月も10日までは予約が入っておりまた忙しくなりそうだ。
そうこうしているうちに年末の嵐に突入するだろう。
義父は待機日で午後には農業仲間の友人が訪ねて来てくれた。
例の如くで話が弾むこと。とても楽しそうな義父であった。
義父の機嫌が良いと私も嬉しくてならない。
実質的には月末であり取引先への支払いがあったが
今月は資金に余裕があり嘘のように安泰である。
預金もゼロにはならず救われたような気分になった。
月曜日には社会保険料の引き落としがあるが
十分に余裕があり何と気楽なことだろうか。
しかし気を引き締めていないといつ落とし穴に落ちるやら分からない。
とにかく慎重にやり繰りをして行かなければと思う。
ほっと肩の荷を下ろし定時の2時半で退社した。
今日もラジオにメッセージを送っていたがボツだったようだ。
SNSのリスナー仲間に聞くと千通を超すメッセージなのだそうだ。
なかなかの狭き門である。読まれることは奇跡のようなことである。
買い物を済ませ4時前に帰宅していた。
そのまま茶の間で眠り込んでしまい目覚めれば5時を過ぎている。
夫が5時前に起こしたそうだがぐっすりと寝ていたようだ。
娘と肩を並べ大急ぎで夕食の支度をしたことだった。
今週は4日しか働いていないのにやはり年のせいだろうか。
疲れているとは思わないが身体はとても正直である。
あれもこれもと思うだけで実行することが出来ない。
きっとこのまま完璧にはなれないだろうと思う。
完璧主義ではないのでいつも適当なのだが
仕事だけは疎かに出来ず日々精一杯であった。
今朝は強い北風に煽られからころと舞う枯葉を見た。
それは踊っているようであり楽しげにも見える。
私だって枯葉なのだ。なのにどうして踊れないのだろう。
足は不自由であるが心は決して不自由ではなかった。
※以下今朝の詩
風波
さざ波のような風である 空はいつ海になったのか
寄せては返す感情に似て 捉えどころのない想いは 砂を求めているようだった
足跡を残せるだろうか 確かな存在として そのカタチを求めている
冬ならば冷たくもなろう 風は使命を果たそうとし 貫くことに躍起になった
波として揺らぎ続け 波として寄り添いたい
空は海であることを知り いっそうと青さを増す
その真っ只中に佇む 私はいったい誰なのだろう
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