ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年03月26日(日) 狂った子豚

小雨降る夜明け前のこと雨だれの音を聴いていると

ひたひたひたと誰かが忍び寄ってくるような気配を感じた。

「今は誰にも会いたいくないな」と思う。


恐るおそる窓を開けてみたら真っ暗闇で雨さえも見えない。

それなのにいったい誰が私を見つけようとしているのだろうか。


精神状態がまともではない。とうとう気が変になってしまったようだ。





甲子園球場も雨らしい。高知高校の試合は延期になったようだ。

大相撲は千秋楽。2時前にはもう中継が始まっていた。

今場所は幕内よりも十両が面白くて落合や炎鵬や朝乃山や。

夫と一緒にああだこうだと言いながらテレビに釘付けになる。

もう老夫婦と言っても良いだろうとても貴重な時間に思えた。

若い頃には一緒にテレビを観ることもなかったのだ。


幕内優勝は霧馬山。初優勝でとても嬉しそうな顔をしていた。

モンゴルのご家族もどんなにか感動したことだろう。

「来ていないか?」と夫が言っていたが来日はなかったようだ。

ハグしたかっただろうなと思う。これほど自慢の息子はあるものか。






先にも書いたが子豚の精神状態はまともではなく

大相撲中継は良き気分転換となったのであるが

娘が仕事で留守だったので朝から吸殻を探し求めていた。

娘達の部屋に勝手に侵入した時点で犯罪である。

心苦しさよりも大きな罪悪感に苛まれていた。


結果、吸殻は見つかり一時凌ぎにはなったがなんと不味いこと。

「こんなもの、こんなもの」と呟きながらそれでも吸わずにいられない。

完全に狂っていると思った。もう手の施しようもない。


このジレンマ。この苦しさがいったに誰に分かるのだろう。

娘が吸殻の数を覚えているとは思えないがそのうちバレるだろう。

叱られるのか罵られるのかそれは覚悟の上である。


とにかく一刻も早く絶ち切らなければいけない。

確かに出来たことが出来なくなった。その現実と闘っている。


なんだか泥沼のなかでもがいているように感じる。

身も心も綺麗さっぱりと水に流せたらどんなに救われるだろうか。


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