ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年01月12日(木) 未来

見えますか知っていますかこの胸の鼓動が私の生きるすべて


ありったけの息を頼りに

暗い夜空を仰いでいる



ちっぽけな命だとしても

見捨てるわけにはいかない


指先まで通う血は熱く

私のすべてを包み込む



失うことなど怖れない

いつだって新鮮になる



生きて生きて辿り着こう

未来の私に会いに行く





「未来」と「将来」の違いについて考える。

未来は例えば百年先のように広範囲な時間のことなのだそうだ。

将来は具体的な人物がいてそれら特定の人物が

これから訪れるかもしれない具体的な時間のことを云うらしい。


そうなると残り少ない人生において私の「未来」は在り得ないことになる。

そう自覚しなければいけない。むやみに未来を語ってはならない。

無教養なうえに軽率でもある。愚かな詩を書いてしまったものだ。


そんな私にも将来はあるだろう。欲を言えば20年後。

86歳になった自分を想像することは出来る。

杖をつきながら歩いている。そうして空を見上げる時もあるだろう。

書くことは諦めていない。無名のままであっても誇りを持っている。

この世に何も残せなくても嘆くことはしないだろう。

人生を全うするために精一杯生きているだろうと思う。



孫達が嫁いでいればひ孫を抱くことも出来るかもしれない。

その幸せにもういつ死んでも悔いは無いと呟いている。

皺くちゃの顔だとしても微笑むことは出来るのだ。


未来はどうして百年後でなければいけないのだろう。

たとえ20年後でもあっても私はそれを「未来」だと信じたい。


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anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

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