ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年12月02日(金) 猫になりたい

真冬並みの寒さ。日中は陽射しがありずいぶんと救われる。

看板猫の「みい太」が陽だまりでお昼寝をしていた。

撫でると薄目を開けるがまたすぐに眠ってしまう。

なんとも気持ち良さそう。私も猫になりたいと思った。


みい太のおかげで皆が穏やかで優しい。

荒い言葉が飛び交うこともなかった。

これなら年末の慌ただしさもきっと乗り越えられるだろう。






今朝は訃報が。母が親しくしていたお客さんが亡くなった報せ。

娘さんが真っ先に義父に報せてくれたのだった。

家族は嫁いだ娘さんだけで他には身寄りはない。

なんと孤独な人だったのだろうと改めて思う。


母とはパチンコ仲間でよく話が盛り上がっていた。

ほぼ毎日職場に来てくれて母と話すのが楽しみだったようだ。

名前が母の弟と同じで母も弟のように思っていたのだろう。

談笑していた様子が昨日のことように蘇って来る。


義父が母には「絶対に言うな」と言う。

私も伝えるつもりはない。口が裂けても伝えてはならない。

どれほどショックを受け悲しがることだろうか。


母が施設に入居してからそれは沢山の人が亡くなった。

友人の妹さんが自死した時の母のショックも大きかった。

それも私が伝えてしまったせいで未だに後悔している。


「変わったことはないかね?」母は電話口でいつも訊く。

正直に言ってはいけないのだ。

「なにも変わったことはないけんね」と応えなければいけない。

これからはずっとそうしようと思っている。


母の心がいつまでも穏やかでありますように。




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