ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年11月27日(日) 今日はどうする?

小春日和の有難いこと。暖かい陽射しが燦々と降り注ぐ。


「今日はどうする?」日曜日の夫はもうそれが口癖になった。

以前は私に乞われしぶしぶと出掛けることが多かったけれど

最近ではまるでお株を取られたように積極的である。


何処に行くあてもなかったが取り合えず車に乗ってから考える。

先週は東に向かったので今日は西に行くことになった。

宿毛市から大月町の柏島へ。土佐清水市経由で帰って来る。


柏島は真っ青な海と景観が見事な観光地であるが

今日は少し違和感を感じた。鰤の養殖場だろうか海一面を覆う筏。

それがいかにも人工的に見えて景観を損なっている気がした。


「漁師も生活があるからな」夫の言葉に頷くしかない。

観光では暮らしが成り立たないのが現実なのだろう。

ここ数年の間に一気に養殖筏が増えたものと思われる。


観光地と言ってもダイビングの大きな店があるだけだった。

港まで行くと細い路地が続き行き止まりになっている処もある。

もちろんコンビニも無く食事処も見当たらなかった。

道を歩く人も見えない。なんとも寂しく胸がせつなくなるばかり。


大月町の国道沿いまで戻りコンビニでお弁当を買う。

私の大好きなチキン南蛮弁当があってとても嬉しかった。

海が見える場所で食べるつもりだったけれどもう我慢が出来ない。

土佐清水市に入り国道沿いに車を停めて空腹を満たす。

私がさっさと先に食べ終えたものだから夫が可笑しそうに笑っていた。


「次は昼寝だな」まさにその通りになって帰り道はうたた寝。

気がつけばもう自宅近くの交差点であった。

いつも寝てばかりで夫には本当に申し訳ないと思っている。


帰宅してからもまだ眠く2時間ほど眠っていたようだ。

「千秋楽だぞ」夫とまた大相撲を観る。

照強は今日も負けてしまったけれど悔しさがきっとバネになるだろう。

高安は悲願の初優勝が叶わず来場所に期待するしかない。

28年ぶりの巴戦で阿炎が初優勝を果たしたのは意外だった。

勝負の世界は最後の最後まで分からないものだなと思う。


私は勝った力士よりも負けた力士に感動をおぼえる。


私も「負け組」なのだろう。ずっとずっと負け続けている。






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