ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年10月14日(金) 定命が尽きるまで

爽やかな秋晴れ。気温が高くなり暑さを感じたけれど

夏日になるのも明日が最後になりそうだった。

来週の日曜日には「霜降」となる。

季節は晩秋となり樹々の紅葉も始まることだろう。


とんとんとんと日々が順調に過ぎていく。

もう老いに足を踏み入れているけれど漠然とした何か

それに少しずつ近づいているようだった。

焦りもある。途惑いもある。心細さや不安もある。

けれども生きてさえいればと自分を励ましているのだった。





また訃報があった。じいちゃん(夫)の幼馴染が亡くなる。

「もうそんな年頃なんだな」と寂しそうに呟いていた。

今年になって友人を亡くすのは二人目。さすがにショックは隠せない。

ひしひしと押し寄せて来る危機感があって当然なのではないだろうか。


「おまえは俺より一日でも長生きをしろよ」と言われたことがある。

私はなんとしてもその約束を果たしたい気持ちでいっぱいだった。

夫を残してどうして先に逝けよう。それがとても残酷に思える。

夫を悲しませるより私が悲しみたいと願ってやまない。


「定命」とは仏教の言葉であるらしい。

人はこの世に生まれた時から命が定められているのだそうだ。

幼くして亡くなる子供もいれば長寿を全うする老人もいる。

やっかいなのは誰もその定命を知らされていないことだろう。

不慮の事故や災害。不治の病。死は様々な形で人を襲って来る。


「長生きがしたい」とどんなに願っても叶うとは限らない。

生命力そのものがすでに定められていることなのだろう。

だからこそ「いま」を精一杯に生きなければならないのだ。


不安や心細さも生きている証のように思う。

痛みや辛さも生きているからこそ感じられるのだろう。

同時に幸福も歓喜も与えられる特権もあるようだ。


人生の折り返し地点はとっくに過ぎたけれど

私は自分の定命を信じてみようと思っている。


今日はもう終わった。きっと明日があるだろう。


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