大気が不安定だったのか少しだけにわか雨が降った。
陽射しもあったけれど異常なほどの蒸し暑さとなる。
かつて10月にエアコンのお世話になったことがあっただろうか。
今年の秋は短く一気に冬が訪れそうな気がしている。
秋らしい風景を見かけるとほっとする。
今日は芒とセイタカアワダチソウ。漢字だと背高泡立ち草だろうか。
まだ三角帽子のてっぺんをわずかに黄色く染めたばかり。
「ぶた草」とも呼ばれ花粉症の原因にもなるので
嫌う人も多いけれど私はなんとなく好きだなと思う。
子供の頃には見かけなかった花だ。いつ頃日本に渡って来たのだろう。
繁殖力が強い外来種なので駆除対象になっているようだ。
生き残るために必死の思いで花粉を放っているのだと思う。
芒はまだ若く艶々とした穂がなんとも美しい。
これは古来から日本に生息していたことだろう。
万葉の人々も歌に詠み慣れ親しんでいたのに違いない。
秋の日の風になびく姿はまるで空の波のようにも見える。
やがては枯れ芒となるのだけれど「昭和枯れすすき」を思い出す。
「貧しさに負けた いえ世間に負けた」
決してふざけているのではないけれど私は「令和枯れすすき」を歌いたい。
いけないいけない。書いているうちに脱線してしまったようだ。
それにしてもこうして書くのが本当に好きでならない。
この場所を失ったら生きていられないとも思う。
出来ることならば生前の最後の日記なるものを残したい。
「この場所を追われた いっそきれいに死のうか
力の限り生きたから未練などないわ」
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