| 2022年07月13日(水) |
文学少女の成りの果て |
おおむね晴れ。やはりまだ夏空とは云い難い。
湿度が高くただただ蒸し暑さを感じる。
そういえば蝉の声もまだ一度も聴いておらず
真夏と云うにはもうもうしばらく待たねばならないのだろう。
例年ならそろそろ海苔網を洗う時期ではあるけれど
不安定な天気が続いており先延ばしにしている。
そうして少しずつ準備をするつもりではあるけれど
来年の春にまた全滅ならばもう諦めようと話し合っている。
ほんとうに博打のようなものだとはよく言ったものだ。
丁とでるか半とでるか誰にも分かりはしないのだった。
全く希望が無い訳ではない。とにかくやってみなければ。

読書が遅々として進まず。もう読み始めて10日にもなるけれど
一日一時間がやっとでほんの数ページしか読むことが出来ない。
NHK朝ドラ再放送の「芋たこなんきん」に刺激されて
田辺聖子の本ばかり読み続けていたけれど今回の本は極めて難解である。
「花衣ぬぐやまつわる」俳人の杉田久女について書いてある。
興味深い内容だけれどとにかく難読な漢字が多く読みづらいのだった。
なんとしても読了しようと頑張っているけれど打ちひしがれている。
朝ドラで見る作者が書いたものとはとても思えない作品であった。
家事をこなしながら片手間に書いた作品ではないことは確かである。
書きたかったことをついに書いた。作者の熱意が込められているのだろう。
ここで私が蘊蓄(うんちく)を述べても誰も喜びはしない。
所詮無知な文学少女の成りの果てである。
小説は書いても多額の金銭を要求され「本にしてやる」と言われ
詩を書いても短歌を書いても認められることは皆無であった。
それでも書かずにいられないのは生きた証を残したいからである。
もう少女ではないけれど涙を流しながら書いていたあの頃の私は
今でも泣きながら書き続けている。
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