晴れのち曇り。少し蒸し暑さを感じる一日だった。
今は窓を開け広げ夕風に吹かれながらこれを記している。
それにしても日が長くなったものだ。午後7時外はまだ随分と明るい。
朝のうちに母の施設のある病院へ。
担当の介護士さんからティッシュを届けて欲しいと連絡があった。
もちろん面会は叶わないけれど母の大好きなミレービスケットも届ける。
母は今日が「母の日」であることを知らないかもしれないけれど
介護士さんがきっと伝えてくれるだろうと思った。
息子は今日も早出で6時にけい君を連れて来る。
宿題をするようにと言われたのが気に障ったのかご機嫌斜めだった。
持参したランドセルを足で蹴とばしたりしてひどく苛立った様子。
昨日のこともあり宥めつつなんとか静かにさせることが出来た。
娘は仕事でいつも通りに出勤。娘むこは釣りに行かないと言う。
困ったことになったなと思った。娘以上に気兼ねが大きくなる。
娘むこもたまには子供達と過ごそうと思ったのだろう。
これまで日曜日に家に居ることは殆どなかった。
娘むことめいちゃんが出掛けて行ってけい君はあやちゃんと遊んでいた。
お昼前になり帰って来たらマクドのハッピーセットを買って来ていた。
それをけい君の目の前で広げたらしい。けい君が階下に駆け下りて来る。
「ぼくのぶんがない」それはとても悲しそうな顔をしていた。
憐れさを通り越して酷い仕打ちを受けたように思わずにいられない。
あまりの思い遣りの無さに胸が詰まるような憤りを感じた。
けい君も子供心に複雑な何かを感じたのだろう。
「もう二階に上がったらいかんよ」と言ったら素直に頷いてくれる。
じいちゃん曰く。「そんなもんさ」とはよく言えたものだ。
私は怒りよりも悲しくてならなかった。そうして不信感もつのる。
けい君は決して他人の子ではない。それは家族の延長にも等しい。
午後、あやちゃんはお友達と約束があり出掛けて行った。
めいちゃんも近所のお友達の家に遊びに行ってしまう。
とうとうけい君は独りぼっちを余儀なくされてしまった。
おまけにじいちゃんに叱られたらしくしょんぼりとしていた。
少しくらい我が儘を言ったからとどうして叱るのだろう。
けい君の味方になってあげなくてどうする。
けい君は寂しくてたまらないのだ。なぜそれを理解してあげないのか。
「母の日ってぼくはどうすればいいの?」
けい君がぽつんと呟いた言葉がせつなくてならない。
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