まだ秋晴れというには早いのだろうか。
入道雲こそ見えなかったけれど夏の名残を思わす空。
ただ吹き抜ける風に秋の気配を感じるばかり。
日暮れもずいぶんと早くなった。もう外は真っ暗。
私はここに自由気ままに日々の事を綴っているけれど
先日のように暴言を吐いてしまうこともあって
どうやらある方を不愉快にさせてしまったようだ。
いや傷つけてしまったと言っても良いだろう。
けれども言葉の暴力だったとは決して思っていない。
ただ優しい人ではいられなくなる時がある。
仮面を被っているのかと問われればそれまで
本音が罪になり私は赦しを乞わなければいけない。
私は自分に厳しく他人にも厳しいのかもしれない。
だから私に優しさを求めてはいけないのだ。

本日は開店休業なり。ついに同僚まで稲刈りに駆り出される。
義父は山里でも一二を争うほどの稲作をしているのだった。
週末には台風の影響が出そうで今日中に稲刈りを終わらせたかったよう。
同僚はお昼休みもなく手伝っていて頭が下がる思いだった。
私には義父でも同僚には社長。決して嫌とは言えないだろう。
お昼下がりに同僚が帰って来て稲刈りが中止とのこと。
どうやらコンバインが故障してしまったらしい。「おおのう!」の声。
それから義父が必死になって修理に取り掛かったのは言うまでもない。
「直りそう?」と訊けば「直すぞ!」と気合が入っていた。
義父のそういうところが私は好きだなと思う。
決して「駄目」と言わない。なんとしても乗り越えようとする。
それが義父の長所だとしたら私も少なからず影響を受けているようだ。
ちょっと昔の私は物事を悪いほうへとばかり考えていた。
くよくよと思い詰めることもよくあったしいつも不安だったと思う。
鬱が酷かった頃にはパニック発作もあった。
仕事を終えるなり心療内科に駆け込んだこともある。
そうしておいおいと声をあげて泣いていたのだった。
今思えばほんとうに愚かだったと思う。
強くなることを諦めてしまっていたからだ。
強くなんかなれっこないと決めつけていたのだと思う。
それは自分が信じられないことに等しい。
まずは自分の弱さを受けとめなければいけないのだろう。
だからどうする。その一言に尽きるのではないだろうか。
生物には真っ直ぐに前を向けるようにふたつも眼がついている。
鳥にだって魚だって虫けらにだってそれはあるのだ。
自分の眼を信じてあげなくてどうする。
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