二十四節気の「白露」大気が冷えて来て露が見え始める頃。
もう季節は秋なのだと言ってよいのだろう。
これから日に日に秋の色が濃くなっていく。
曇り空で時おり小雨が霧のように降っていた。
しゅんと寂しさを感じる。なんだか熱が冷めてしまったような空。
とり残されてしまったのだとしても受けとめなければいけない。
「去る者は追わず」それが私の主義でもあった。
それにしてもまだ65回目の秋なのか。
ずいぶんと長く生きて来たように思うけれどあまり実感がない。
100回は無理だとしてもせめてあと20回は秋を感じたい。

孫たちの小学校から運動会のお知らせが届き
あと2週間足らずだけれど危惧していた通り観客制限があった。
家族は2名まで。それでは祖父母は観られないという事になる。
コロナ禍の事で運動会が出来るだけでも幸いと思いたい。
けれどもやはり少なからずショックでもあった。
今年だけとは限らない。コロナの終息は未だ先が見えないのだ。
いったいどうなってしまうのだろうと不安は募るばかりだけれど
希望だけは持ち続けていたいと思っている。
夕食時。いつものように娘たちが一足遅れて食べ始めたのだけれど
めいちゃんだけ二階から下りて来なかった。
「みんなと一緒に食べなさい」と言っても聞く耳を持たない。
あげくには「二階で食べる」と言って我儘を通そうとする。
娘夫婦が叱らないのにどうして私が叱れるだろうか。
最低限のしつけさえ出来ないのがなんとももどかしかった。
「それではいけないでしょ」がどうでも良いことになっていく。
今はそんな時代なのだろうか。年寄りには返す言葉もない。
ようは自分の思い通りにはいかないという事なのだろう。
めいちゃんは夕飯を食べただろうか。それさえも訊けないでいる。
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