朝方どしゃ降りの雨が降ったけれど日中は小雨。
穀物をしっとりと潤す恵みの雨になったことだろう。
9時には母の病院へ。
10時半までに転院先の病院へ戻らなくてはいけなくて
なんとも気忙しい退院となった。
車椅子の母と荷物の多さに一人ではどうしようもなく
ナースセンターに相談に行き看護師さんの手を借りることに。
おかげで無事に母を助手席に座らせることが出来たのだった。
9時40分、時計とにらめっこしながら高速道路を走り抜ける。
なんとしても母を美容院へ連れて行ってあげたかった。
10時の予約に少し遅れたけれど顔なじみの美容師さんの手際よいこと。
見苦しいほどぼさぼさ頭だった母が可愛らしいおばあちゃんになる。
母のなんと嬉しそうな顔。私も思わず涙ぐみそうになった。
10時半を少し過ぎていたけれど病院で大歓迎を受ける。
口々に「お帰りなさい」の声。これほどの感激があるだろうか。
母にはちゃんと帰る場所があったのだ。なんとありがたいこと。
別れ際に母と握手をする。やわらかくてとてもあたたかな手だった。
またしばらくは会えなくなる。それはコロナ禍のどうしようもないこと。
午後J先生から母の病状についての説明があった。
胆石だと聞かされていたけれど結局そうではなかったらしい。
入院期間中は経過を診るだけで何の治療も無かったのだそうだ。
これからの入院も同じで経過さえ良ければ施設へ移れるとのこと。
ただ先日のような大きな発作がいつ起こるやら分からず
それは今夜かもしれないし明日かもしれないと言う。
「覚悟をしておいて下さいね」と言われたのだった。
これまで母が起こした奇跡を思い起こすと
なんだか母が不死身のように思えてならない。
今日は冬物の衣類を持ち帰ったけれど
夏が過ぎ秋が深まった頃にはまた母に届けてあげようと思っている。
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