曇り時々晴れ。陽射しは少なかったけれど日中は暖かくなる。
喪中葉書がぽつぽつ届くようになった。
例年ならばそろそろ年賀状の準備をする頃だけれど
今年はそれをやめようと決めたので随分と気楽に思う。
少しの迷いもなくそう決めたのにはちゃんと訳があった。
ご縁の断捨離と言ってしまえば心苦しくもなるけれど
一度しっかりと身辺整理をしてみようと思ったのだった。
毎年の事だけれど三ヶ日を過ぎてから届く年賀状が多い。
それはきっと相手に返事を強いているのではないかと
少なからず負担をかけていることには間違いないのだと思う。
そこまでして縁を繋ぎ留めておく必要があるのだろうか。
寂しい事なのかもしれないけれど一度確かめてみたいのだった。
年賀状を届けてくれたひとには後日寒中見舞いの葉書を送ろうと思う。
申し訳ないけれど印刷のみのカタチだけのひとはスルーさせてもらう。
それで切れてしまうような縁ならそれまでと思うのだった。
不義理と知りつつあえてそう決める。きっとすっきりするだろう。
コロナ禍のまま新年を迎えることになりそうだった。
寒中見舞いはゆっくりと時間をかけて心のこもった言葉を送りたい。
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