晴れたり曇ったり。朝は初冬らしい寒さとなる。
きりりっとした寒さが心地よく窓を開けて星空を仰ぐ夜明け前。
星に願うことはなにもないけれど
ふと希望のようにおもうのだった。
さぞかしみすぼらしいであろう我が身に
羽織る衣が空にあるような気がしてならない。
きらきら。それがふさわしくなくても
きっと生き永らえられるのかもしれない。
仕事でお客さんのお宅を訪ねたら
庭先に純白の山茶花がこぼれんばかりに咲いていた。
それは少し散り始めてもいたけれど蕾もいっぱい
「まだまだ咲くよ」とその花枝を手折ってくれたのだ。
それから「ちょっと待っていて」と今度は紅い山茶花。
「白だけじゃさびしいでしょ」と私は紅白の花を抱く。
山茶花の花を胸に抱いたのは生まれて初めてのことであった。
事務所に帰って早速に花瓶に活ける。気分がぱあっと明るくなる。
散れば花びらを集めよう。蕾が花開くのを楽しみに待とう。
帰宅して夕飯の支度になれば孫たちも加わりそれはにぎやか。
どうやらふたりとも料理に目覚めたらしく頼もしいこと。
あやちゃんはワンタンスープを作り
めいちゃんはブロッコリーを湯がく。
「もっとやりたい」と言い出し娘とふたりてんやわんやだった。
三日坊主になるかもしれないけれどとことんやらせてみようと。
さあて明日の夕飯は何にしましょう。献立に頭を悩ますのも楽しい。
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