2020年08月28日(金) |
だからこそ今が愛しい |
8月も残り少なくなり精一杯の夏空。
入道雲のかたちが動物の姿に見える。
犬かなと思ったら兎になったり楽しい空。
やがて秋空になるだろう空を惜しむように仰ぐ。
娘たちと同居を始めて今日で6年。
日記を読み返しながら懐かしく思い出す。
娘は臨月の大きなお腹を抱えてのお引越しだった。
あやちゃんは2歳。まだ紙おむつをしていた頃。
初孫に会いたくてたまらなかった日々に
まさか一緒に暮らせるようになるなんて夢のようだった。
一気ににぎやかになり家事も大忙しになったけれど
少しも苦にはならなかったあの頃。
やがてめいちゃんが生まれ我が家は6人家族になった。
同居を決心してくれた娘夫婦にはほんとうに感謝している。
出来ることならばこのままずっと一緒に暮らしたい。
けれどもそう口にすることも出来ず時々不安になってしまう。
ある日突然「出て行く」と。それも覚悟しておかなかれば。
そう考えただけで辛くてならない。嘘であってほしいと。
だからこそ今が愛しい。こんなに幸せなことはないと思う。
お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声。いつもと同じなのに
今夜はなんだか涙が出そうなくらいに嬉しくてならない。
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