青空と入道雲。今日も厳しい残暑となる。
それでも夜明け前には鈴虫の声が聴こえ
少しずつだけれど秋らしくなっているようだ。
りんりんを凛々と書く。すくっと前を向かねばならない。
朝のうちにお大師堂へ。日捲りの暦を今日にして
花枝を新しくした。そうして唱える般若心経。
川風を頼りにしていたけれど思いのほか暑くて
汗がぽたぽたと流れる。それも心地よくてならない。
手水鉢の水が濁っていたので入れ替えたかったけれど
満潮なのか川の水があまりにも満ちていて怖くなる
また次の機会にしようと「ごめんなさい」と立ち去った。
午後は義妹と3人でお墓掃除とお参りに。
お寺の裏山へ上る坂道がとてもきつくてやっとの思い。
日に日に足腰の衰えを感じずにいられなかった。
目を見張るほどの夏草。汗びっしょりなり草を引く。
やがて夫も私もこの墓に眠るのかと思いながら
息子や娘に苦労をかけたくないと思わずにいられなかった。
どんなにお墓が荒れ果てても良いではないかと。
「お盆には帰って来て下さいね」と手を合わせながら
ふっと川船が目に浮かぶ。櫓を漕いでいるのは姑さんだった。
お舅さんは舳先に座りゆったりと煙草をふかしているような。
ふたりは天の国から川を下って帰って来てくれるのだろう。
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