2020年06月25日(木) |
気にしない気にしない |
霧のような雨が降る。優しい雨でよかった。
午後にはやみずいぶんと涼しく感じる。
紫陽花の花が盛りを過ぎ少しずつ枯れ始めてしまった。
やがて化石のようになることだろう。目をそらしてはいけない。
私は花にはなれないけれど枯れるせつなさを知っている。
おそらく土なのだ。踏みしめられて踏みしめられてつよくなる。
そんな土でも老いるせつなさにふと涙する時があるのかもしれない。
さっき二階に上がろうとしていたらあやちゃんが
「もう日記書いた?」と訊いてくれた。「まだ今からよ」
「よくもまあ毎日書くことがあるわね」と娘があきれたように言う。
気にしない気にしない。だってあやちゃんが応援してくれている。
何よりも書きたくてたまらないのだから中毒みたいなもの。
書けなくなったらもう私の人生は終わりとさえ思っている。
決して老体にムチを打っているわけでもないのだけれど
木曜日になるともうすっかりくたびれてしまっている。
気力はあるのに体力がついていかないのがなんとももどかしい。
あと二日なんとか乗り切ろう。だいじょうぶそんなに脆くはない。
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