雨の土曜日。今はもうやんでいて蛙の声が耳に心地よい。
雨あがりの空はまだ暮れず見えないおひさまの気配を感じている。
どんなに灰色の雲であってもその上にはかならずおひさまがいると
おしえてくれたのは母だったか。ふとそんな母を恋しく思う。
早朝より川仕事の予定だったけれどあまりの雨にお休み。
娘夫婦が仕事だったのでゆっくりのんびりと孫たちと過ごす。
ふたりとも朝からタブレットを離さずトイレにまで持っていくありさま。
かと言って出掛けることも出来ずどうして叱れようか。
午後少し早めにカレーを作る。甘口と辛口のふたつのお鍋。
家中にカレーのいい匂いが漂いなんだか幸せな気分だった。
平日には作れないカレー。まさしく今日は「カレー曜日」
晩酌の肴が何もなく近くの魚屋さんへ「鰹のタタキ」を買いに。
最近めっきりこのパターンが多くなった。もはや常連さん。
スーパーで買った鰹で私が作るのより家族の評判が良いのだ。
お店の手作りのタレをかけるだけですぐに食べられるのも良い。
すぐ近所なのにコロナ前には行ったこともなかったけれど
常連になってからはあれこれ世間話をするのも楽しくなった。
昔ながらの魚屋さん。そこにはとても懐かしい雰囲気がある。
こんな時期だからこそ新たな発見もあるものだなと感慨深く感じた。
もちろんのこと夕食は美味しく家族みな笑顔で嬉しい。
もしかしたらこれが「素敵」なのかなと思うのだけれど
やはりどうしてもその言葉に抵抗があり好きにはなれなかった。
ただ「いい日」だったとはっきり言える。
平穏無事がやっぱりいちばんなのだろうと。
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