春分の日。春を分かちあう日と書く。
少し風の強い一日だったけれど陽射しは春そのものだった。
三連休をいただき何もせずにいるのももったいない気がして
海苔の様子を見がてらじいちゃんと川仕事に行っていた。
二週間ぶりだったので少しは状態が良くなっているかもと
期待もむなしくやはり海苔は悪い状態のままだった。
それでもなんと健気なことかしっかりと生きているのがわかる。
少しでも収穫してあげなくてはと精一杯に手を動かしていた。
ほんのわずかの収穫だったけれど娘と孫たちが作業場に来てくれる。
「おてつだいしたい」とあやちゃん。その気持ちがとても嬉しい。
娘が隣の地場産市場で「ぼたもち」を買って来てくれた。
それはそれは美味しい。なんだかとても懐かしい味がする。
亡き祖母を想う。亡き姑を想う。お彼岸の中日らしいひと時。
午後はひたすら寝てばかりで怠惰に過ごす。
「もう4時だぞ」じいちゃんの声でやっと目を覚ました。
今夜は手作り餃子。娘が手際よく下ごしらえをしてくれる。
めいちゃんも手伝ってくれて50個の餃子が出来た。
ホットプレートで焼いて熱々のをはふはふとそれは美味しい。
夕食後の夕焼け空。今日も平穏無事に暮れていく。
世の中の不安も薄れていく。ああ「いい日」だったなあと思う。
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