曇り日。午後には晴れ間も見えて暖かい一日だった。
三晩続けて母の夢を見る。
会いたい気持ちのせいだろうと思っていたけれど
ふと胸騒ぎを覚えて職場から施設へ電話をしてみた。
そうしたらここ数日少し体調が悪いとのこと。
腰や足の痛みを訴えており食欲もないと言うのでびっくり。
常駐の看護師さんがいてくれるので安心していたけれど
たまたま今週はお休みだったのだそうだ。
施設側も連絡を取り合って様子見をしていてくれたらしい。
仕事を早めに終わらせてもらって母のもとへ。
玄関には面会禁止の貼り紙がしてあり仕方なく母の部屋の窓辺へ。
母は思ったよりも元気そうに見えたのでさほど心配なさそう。
アイスクリームを食べていた。「うんまい」と微笑みながら。
来月の通院日まで様子を見る事ことにして帰宅したのだけれど
追いかけるようにケアマネさんから電話がかかってくる。
それは母の異変を知らせる電話だった。まるで寝耳に水のごとく。
幸い救急車を呼ぶほどの事はなかったけれど明日には病院へ。
一日でも早いほうが良いだろうと話し合ってそう決めた。
心臓の持病があるので念のための受診だった。
結果次第では入院しなければいけないかもしれない。
ざわざわと波が押し寄せてくるような心もとなさ。
心配し過ぎてもいけないのだろう。不安がってもいけないのだろう。
母の口癖を思い出す。「心臓に毛がはえているのよ」って笑って。
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