| 2019年08月29日(木) |
とどけとどけ天までとどけ |
早朝には濃い霧につつまれていたけれど次第に晴れてくる。
いったい何日ぶりの青空だろうか。懐かしいほどだった。
山里では稲刈り。明日からまた雨とのことで今日しかないと
義父も汗を流しながら一生懸命に頑張っていた。
同僚は近所の人が亡くなりお葬式に参列しなければならず
今日も開店休業の職場になってしまった。
事務所で留守番をしながらずっと経理の仕事ばかり。
肩こりがひどく時々背伸びをしたりしてなんとか済ます。
つかの間のことだったけれど青空を見上げていた。
今日はとても縁の深かったひとの命日だった。
この空の果てにいるのかと思う。懐かしくせつない面影。
わずか5人の寂しいお葬式だった。
けれども骨壺は重かった。命そのものだったのだとおもう。
哀しみよりもやるせない思いでいっぱいだったあの日。
どうして自ら命を絶たなければいけなかったのだろう。
それほど思い詰めていたことを気づいてあげられなかった。
天の国からはもう手紙も届かない。
空をなぞるように手紙を書いた。
とどけとどけ天までとどけ。
|