うす曇りの一日。風もなくまるで空がうたた寝をしているよう。
山里の職場に着くなりじいちゃんから着信アリ。
一瞬胸騒ぎがしてそれが思った通りになる。
近所に住む従姉妹の息子さんが亡くなった知らせだった。
どんなにか気落ちしていることだろうと心が痛んでならず。
とんぼ返りは出来ずとにかく急ぎの仕事を済ませてから帰る。
そうして子に先立たれるのはどんなに辛いことか思い知った。
従姉妹を抱きしめてあげることしか出来なかったけれど。
まだ50歳の若さ。まだまだこれからの人生だったのに。
神も仏もない。あるのは現実だけなのかもしれない。
どうかやすらかに。そんなありきたりの言葉しか浮かばない。
それがとてももどかしくてならない夜。
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