| 2002年07月19日(金) |
あたらしいおしごと。 |
16日の日記でちらっと言った、依頼メール。とあるおしごとの依頼だったのですが、そのあと二つ返事でお引受けして、今日はその下見に。 簡単に言うと蔵書リスト作りなんだけどね。個人蔵の書籍・雑誌を片端からリストアップしていく作業です。 で、場所が都内某所なので、まずはこのお話を紹介してくださった先生と最寄駅で待ち合わせ。行きのバスの中やら何やらでぽつぽつと徒然なお話を。今までの人生で一番幸せだったのはいつだったか?とかね。…どんな話題だ。ちなみにわたしの答えは「小学校時代か大学時代。でも現時点もかなり幸福」でした(笑)あと本を読む時、頭の中でどう映像変換してるか?とか。これについてのわたしの答えは「基本的に映像変換はしない」。…うん、あくまで文字で読んでますわたし。もちろん説明描写があれば、断片的なイメージはその都度浮かぶけど、TVや映画のようにシーンが映像で展開されることって、全然、とは言いませんがあんまりないです。夢も時々活字で見るよ。…これって珍しいんですね? この時先生に「そんな人はじめて聞いた」と言われてびっくり。みんな普通、大概映像を頭に浮かべて読むものなのね? し、知らなかった…。 ちなみにわたしと対照的なのがさがみ野さくら(<用語説明の人物紹介参照)で、彼女は基本的に完全映像変換で読んでいるので、ミステリを読むと、あれはわざと情景を伏せて描写が進んだりするから時々頭の中の映像が停電状態になって往生するらしい(笑)。彼女に筒井康隆の実験小説読ませたらどうなるんだろう…「残像に口紅を」とか。 で、それはさておき現場に到着。早々に蔵書を見せていただく…。 わあすごい〜! SFとミステリと怪奇物と、あと映画関係の書籍が色々と! 特に、個人的に70年代SF作家の懐かしい作品がぞろぞろ並んでるのに大興奮。わあ筒井康隆全集が揃ってる!のに、文庫も単行本もほとんどコンプリート状態で複タイトルで並んでる〜! おお堀晃の「梅田地下オデッセイ」!(叫)ぎゃあブラウンの「さあ気狂いになりなさい」!! うわあ奇想天外が全号ある〜〜〜!!!(絶叫) ぜいぜいはあはあ。今日は下見ということなので本格的な作業というほどではなく、リストをどういうふうに作っていくか、リスト作成に大体どれぐらいの時間がかかるかなどを軽くチェックという感じで。 というわけで数時間で引き上げ、先生と別れた後、そのまま印刷博物館に直行(笑) 企画展の会期が今週いっぱいなんだけど、明日明後日は仕事だからね、とにかく今日見るしかないのだ。間に合って良かったよ…。 というわけで駆け込み。いやしかしきれいだのう…。「ヴァチカン教皇庁図書館展」ということで、要するに『薔薇の名前』世界の、聖書写本の展示が中心だったのですが、いや〜手描きで美しく写すことに命かけてますな!って感じで。字体が美しいだけじゃなく、いちいち挿絵だの枠だの見出しだのがカラフルで細かくて絢爛で凄まじい。たしかにありゃもはや実用じゃなくアートの世界だね。で、また、本がものすごく大きい。なるほど、あれは本というより備品だ。印刷技術が発明されて本が携帯されるものになったというのは、本当に文化の一大革命だったんだろうなあ…。 『備品』本としては、象牙表紙の写本に一番びっくり。読んで字のごとく、表紙と裏表紙が彫刻された象牙の板で出来てんのよ…(呆然)。彫刻されてるぐらいだから、少なくとも厚さ1cmはありそうだ! あれならホントに洒落じゃなく人殺せるな…つか、「超・殺人事件」の「超長編小説殺人事件」を地で行ってるじゃないかっ!(爆笑) あと羊紙皮の見本を触って質感が確かめられたり、PCを使って写本時代の字体で自分用のグリーティングカードを作れる実演?コーナーがあったりして。色々面白い仕掛けのある展示会でした。満足満足。 どうでもいいけど、愛がほしくないドラマの1話をもう再放送するぐらいならサトリドラマの初回の方を再放送してほしかったよ…極個人的に(笑)
2002/08/16 (金) 23:03(更新)
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