みみずのたはごと

2007年03月31日(土)  しづごころなく。

待てと言ふに 散らでしとまるものならば 何を桜に思ひまさまし
桜花 散りぬる風のなごりには 水なき空に浪ぞたちける

…というわけで金曜日、仕事上がりに職場(愛宕山付近)〜青山霊園〜信濃町(JR)と、港区を徒歩縦断して参りました。
目的は、「花見がてら圭介のお墓参りをするという名目で日頃の運動不足を解消するという尤もらしい口実を設けた花見」(…)
職場〜青山墓地の道筋には飯倉公館があるので、外交史料館の『岐路に立つ外交官』展をついでに覗こうと思ってたら、臨時休館中でした…。ちッ!
総踏破距離は概算で3.7キロほど、ただし墓地の中を縦横無尽に闊歩したので、たぶん4キロちょっとは歩いてるのではなかろうか。所要時間は散策も含めて、2時間弱。職場〜青山までは30分くらいで着いてしまいました(墓地にどんだけ長居したんだお前…)。

朝降った雨はすぐ止んで、曇りがちながら空は晴れていたのですが、風がもの凄くて真っ直ぐ歩けないほどでした。寒かった。プラス時間が早め(5時過ぎ)だったこともあって、宴席は殆ど設けられてませんでした。
それでも既に数組の花見客に占拠されていた圭介の墓前…(なぜか宴席銀座なんですよねあそこ…。通路が比較的広いからか?)。直近の屋台は、焼鳥屋でした。あらまあぴったり!(笑)

適当に散策していただけなのに、大隈or馬場関係者のお墓邂逅率が妙に高かったです(当社比)。何の予兆だ。中江兆民のお墓を偶然見つけた瞬間は、うっかり吹き出しそうになりました。中江さんが悪いわけじゃない。偏った知識「しか」ない私の脳内が悪いんだよ。でも「馬場のストーカー」というイメージが…どうしても…(震笑) や、すぐに謝りましたよ。お墓に向かって。ついでに、「馬場を大事にしてくれて有難う」と余計なお世話なお礼も。
圭介のお墓は、花見客を避けて裏から回りこんでお参りしてきました。実は、きちんとお参りするのは今回が初めてだったりします。以前来たときも花見客が目の前に陣取ってて、恥ずかしくて心の中だけでお参りしたのですよ…。今回は、「何こいつ」的な視線をビシバシ背中に浴びつつ(…)しっかり手を合わせて、「いつも呼び捨てにして済みません。好き勝手言ってて済みません。捏造話書いてて済みません。大好きですvv」と謝罪(??)してきましたです。
勿論、みちさんと次郎さんにもご挨拶してきました。

桜は、おそらく前日がちょうど見頃だったと思われ。少し開ききっちゃってました。私は染井吉野は八分咲きくらいがいちばん綺麗だと思ってるので、ちょっと残念。でも、頭上を覆う花の雲から風にひらひら散る様は、文句なしに風情がありました。まあ、ちと風が強すぎたけどな…。


さて、そんなわけでいよいよ4月です。別に身辺にゃ何も新しいことはござんせんが、4月です。普通に忙しいです。――11日を目処に何かはしたいと思ってはいます。思うだけは、とりあえず。


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葛生冴 [MAIL] [HOMEPAGE]