みみずのたはごと

2005年10月06日(木)  だから天邪鬼なんだって。

しなければならないことがある時ほど、別のことがやりたくて堪らなくなります。つまり記憶が色褪せないうちに旅行レポ書かなきゃ〜と思ってるのに、異様にSS弄りたくなってせっせとメモ取ってたり、しま、す…。
全然ダメじゃないか!(自己叱咤)
他所様でウフフな資料ツッコミが展開されてたり、ムフフなお話が更新されてたり、デヘヘなお原稿の進行状況報告を拝見したりするたびに、ふらふらと魂が萌えの横丁を彷徨ってしまうのです、が。
うん、私も頑張らないとね。ファイト・ミー☆(造語)

『歴史街道』の特集が「日清戦争の真実」というので、パラパラと捲ってみました。だいたいにして葛生さんは、「真実」だの「真相」だのという言葉を胡散臭いと感じる疑り深いヤツなので(というか、真実なんてのは立場が変われば幾らだって変わるもんであって、確かなのは「事実」でしかないと思ってるんですよ)、あんまりこの手の特集は得意じゃないんですけど、陸奥がクローズアップされてたので気になったのでした。
でもまさか名前出て来ると思ってなかったけど!
伊藤と陸奥との板挟みで「心中複雑だった」って紹介されてました。
あと、立見に記事一本割かれてた。白河攻防の頃の佐幕派番付かなんかで、一位桑名、二位会津佐川隊、三位衝鋒隊、と騒がれたというエピソードが載ってて、「えー伝習隊はー?」と見当違いなところで不機嫌になってみたりした。
悲しかったので、帰宅してから『戊辰落日(上)』を読みかえして自分を慰めてみたりした。
「弾丸の向ふ所、鵠を誤らず、彼れ伝習隊に非ずんば、奚ぞ之を能くせんと。」
……有難う『板垣退助君伝』!(><)

にしても最近、明治〜昭和の歴史を振り返る動きが盛んですが、その時代の背景や経緯を理解することが大切だという意識には賛同しつつ、まかり間違ってもそれが日本の過去の正当化になってしまわぬことを願います。どんな理由があったとしても、戦争はよくない。戦争に至る過程を正しく理解することが、戦争を許容することであってはならない。欧米の思惑を楯にした開き直りなど以ての外。欧米だろうが日本だろうが他の国だろうが、勝とうが負けようが、過ちは過ちだし悪いものは悪い。敗戦の記憶、を、そういうふうに世界に胸を張って主張できる方向に育てていけたらいいのになとこっそり思ってます。

●メッセージ返信(メールでお返事した方を除く)
10/3 11:43 戦場のS様
 わくわくしながら進捗状況拝見しておりますですー。陣中見舞にちょっとした兵糧なぞも考えてたんですが、間に合いませんでし、た…。六方沢の記憶は間違ってません。途中はホラ、野州花の国にトリップしてたから覚えてないんですよ。野州花の精が忘却の粉を撒いたんですよ! …と、いう阿呆な言い訳が現実にならんうちに何とかしないとなりませんな。作図で獲た妙な達成感こそ早いところ忘却して文章にかかりたいと思いまする…。S様もあと一息、六方越の苦しさを思い出して乗り越えてくださいませ…!


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