日記で圭介のことを真面目に語ると失敗する、という教訓はずいぶん前に得ていた筈なのだが…。 と、いうわけで、本日は一日中ぐるぐるしてました。ぐるぐる。
別に昨日書いたことが嘘だとかいうことではなくて。 創作にはキャラクタ付けという作業が欠かせず、でも私の場合そこに「創作目的のあからさまなキャラ付けはできるだけしたくない」という心理的ベクトルが働くのです。固定イメージを作りたくないというか、予め決定したイメージに向って書きたくはないというか。執筆は筆任せが基本。シーンがぽん!と浮かんでくるので、それを書き留める。その最中に、「ええ、お前ってそういう性格だったの!」とか、「おいこら何処行くんじゃ貴様!」とか、騒ぎ立てる羽目になることも少なくありません。 で、これまでの一年間にそんなふうにしてもやもやと何となく形を成してきた「大鳥さんてこんな人だったのでわ…?」という可能性の、一部、を昨日ああやって書きだしたわけなのですけれど、も。 ……何か書いたものを読み直すと何かが違うような気がしてくるのだよ…。 大体にして大鳥圭介という人は掴みどころがないというか、「こうだ!」と思うと「残念、違うよ〜ん♪」とすり抜けていっちまう厄介な側面を持ってる(と少なくとも私は感じてる)ので、一瞬たりともイメージが定まっててくれない実に厄介な存在なのですな(私にとって)。 相変わらずいい感じに振り回されております。ぐるぐる。
丸一日そうやって鬱々としてたんですが、ニュースで台風接近のレポートを見ているうちに浮上してきました。 や、猛り狂う海岸各地の風景に、103年前の圭介じーちゃんが見たのもこんな海だったのかな、なんてふと思ったら何かこうさ、ほわん…と気分が上向いてきちゃ…った、のよ、ね…。(…。) このひとのことを考えると浮かんだり沈んだりが激しいです。なんでだ。
ただ明治35年の圭介の場合、安全な所からその風景を見てたわけじゃなくて、窓から様子を見てたら巨大な波が押し寄せてきて、衝撃の後は自分で自分の生死が確認できないような状態だったのだと思うと…。怖…。よく生きててくれたよ!(><) 今回の台風の影響を受けそうな方、ご無事をお祈りしております…! そいつはむしろ明日の朝の自分なんじゃねーのか…。 (↑朝6時に八王子近辺に居る(台風が)っちゅー予報があるのですが我が家&職場はまさにその真東☆)
●メッセージお礼 8/25 2:20 荒井&大鳥話の方 メッセージ有難うございます。えー、↑のようにぐるぐるしていたので、お言葉、だいぶ支えになりました。共感してくださる方が一人でもいらっさるというのは何と心強いことか。SS、頑張ってみますね。…基本が筆任せなので私の中の奴らがどう動くかに総てはかかってますが(…。)
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