どうにも無謀だと重々承知しつつ、強引に金曜一日有給を毟り取りまして(一身上の都合って言葉は実に便利ですな!←をい)、南柯紀行(基本)と富士太郎(ネタ帖PDA)と仕事(…不本意)を片手に、箱館に記念すべき第一歩を刻んで参りました。いやあ本当に何とかなるもんだ!…仕事、結局これっぽっちもしなかったけどな!(爆) 京都派な友人を攫っての強行軍でしたので、これまでの人生で得た知識を無駄にフル活用して簡単な「基本訪問場所メモ冊子」(A5フルカラーコピー)を事前に作成していったのですが、手渡した瞬間に「阿呆だこの人。」と素敵な誉め言葉を頂戴しました。期待通りでした。有難う。(笑) 昼過ぎに現地に着いて、宿に荷物を置いてから、五稜郭・タワー→一本木→立待岬→碧血碑→箱館山と回り、翌日(今日)は朝市→弁天台場→外人墓地→高龍寺・称名寺・実行寺→元町界隈→浪漫館という、歩け歩けコース。市電とバスを活用するつもりが、その場に行ってみたらただひたすら歩くほうを自ら進んで選んでいたというよく判らないオチ。葛生さんにしてみればいつものことなんですが(面倒臭がりだから、歩いて済むなら歩いちゃうんですよネ)、付き合わされた友人は気の毒千万でした。や、ゴメンね? 旅行の主たる目的が、観光でも博物館展示でもなく、「街全体の位置関係と距離感と五稜郭のサイズを実感として確認すること」(すなわち取材)だったもので、撮った写真の殆どは自分にしか意味の解らない代物ばかりです。展示物もけっこう駆け足でしか見てないし。五稜郭に踏み入れるや否や、まず土塁に駆け上ってはしゃいでたよ。石垣とかぺたぺた触ってみてたよ。後で気付いたけど、その醜態はまるっとタワーから丸見えだったですヨ。莫迦丸出し。 私的ハイライトは、案の定というか、碧血碑でした。マジ泣きするとは思わなかった。せめて涙ぐむ程度にしとけ俺…(恥) うんでも凄かった。何が凄いのか判らないながら凄かった。平日の夕方で人っ子ひとりいないのが幸いして心ゆくまで浸れた。やっぱり大鳥さん大好きだ。 そんなわけで、土方にかこつけたい観光当局側の意図を丸無視して、大鳥87%(残りは他の脱走軍の面々)な旅でした。何が心残りって、「やっぱり五稜郭から箱館市街(当時)まで歩いてみる」てな野望が潰えたことかなあ。潰えたっていうか最初から放棄してたんだけど。でもせめて千代ヶ岡までは歩きたかった…(行きの便が遅れたため時間切れになってしまったのです)
結論。函館は徹頭徹尾、イカの街だった。(事実)
さあ、これから仕事だ!(…)
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