みみずのたはごと

2005年02月23日(水)  衝動的犯行。

夕食の後、兄となんとなく児童愛好者問題について話していたら、いつのまにか「オタクは怖い」という話題になってました。嫌悪感丸出しで「あいつらは何処にでも繁殖する。絶対お前の近くにもいるぞ、気をつけろ。」とまるでゴ○ブリ扱いをする兄に、目の前にその○キちゃんが現在進行形で存在することを教えてあげるべきか否か、葛藤した葛生さんです。児童愛好の趣味はありませんが、オヤヂ愛好者ではあると思います。いわゆる古典的なオタクのイメージではないと思いますが、様々なものへの愛情の注ぎ方はあきらかにオタクだと自認しています。
いいじゃないか幸せなんだから。(と言いつつ、家族には内緒。)
ゴキ○リ扱いされた傷心を癒そうと、『そのとき歴史が動いた』をひとり寂しくTVにツッコみながら(このへんがオタクっぽい)見ましたら、本日の主人公は楠木正成でした。でもって、即座に大鳥さんの和歌が脳裡を過ぎる(このへんが正しくオタク)。番組終了と同時に勢いで調べはじめて、その結果を元に妄想に走る(ここまで来ると紛うことなきオタク)。
…楽しかったです☆ ←末期。

●前の日記からリンク貼った大鳥和歌裏話。
甲斐道中の電車の窓から雪景色を眺めて友人に常盤木の歌を披露し、「誰の歌だかわかる?」と訊いたところ、「お屋形さまじゃないの?」と至極尤もなお返事を頂戴しまして恐縮いたしました。そりゃそうだよ、前日散々お屋形さま×∞喚いといて、その日もそれから信玄公菩提寺に向かおうとしてたわけだからさ(笑)
しかし更に恐縮したことには、言葉に詰まってそっぽを向いた私の顔をちらっと覗きこんだ友人曰く、「……おおとりさん?」
…………そんなにアタシって解りやすいですか。ソウデスカ。(沈黙)
漢詩については知識がかなり危ういので意味が取れないことも多いのですが、和歌はちいさな頃から百人一首が大好きで、意味が知りたくて古文の授業を比較的真面目に受けてたので、そこそこ理解が追っつきます。(自作は無理ですよ) 和歌って短い中に深い意味を籠めるので(掛詞とか)、奥が深くて楽しいのです。大鳥さんの作品は和歌も漢詩も、古典を踏まえて作っているなと感じるものが多くて、そんなところに才能の煌きを垣間見てはにまにまします。

●更新
>文庫:詩歌逍遥
 楠公の和歌についてだらだらと。


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葛生冴 [MAIL] [HOMEPAGE]