眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・ロスト・コントロール―虚無仮説1・2― :蒔舞
ボーイズ小説・ロスト・コントロール―虚無仮説1・2― (フロンティアワークス)蒔舞
FBI捜査官の受は上司攻に片思いしている。少女誘拐事件が発生し…。
海外BL。設定買い。悪くない。
受はFBI捜査官。中国系アメリカ人。幼い頃は母親とそのパートナーの女性に育てられていたが母親を自殺で亡くす。愛情深い白人の養父母に引き取られ育つ。痩身。足が長くて細い。ストイック。ルックスが良い。随一の人格者。ゲイ。黒髪黒い瞳。
攻は受の上司。ワンマンだがきわめて有能。癖がある。父親はCIA長官。結婚していたが妻は事件に巻き込まれ殺される。深みのあるブルーアイズ。長身のハンサム。バイ。
台湾BL。台湾作家のBLを読むのは初めて。十年ほど前、友達と台湾に行き台湾人の作家さんのBL本があるのに驚いた記憶があるが、とうとうこっちにもやって来たのね。と思ったのが最初の感想。
これまでは欧米作家の海外BLしか読んだことがないので、海外BLのFBI物はいわゆる自国のシステムを書くというスタンスだったが、今回の作品は日本と同じくアメリカ以外の国にいる人間が書いたFBI物というスタンスだった。
後書きを読むと作家さんもこういう事件物が好きで昔からよく観ていたみたい。、
FBIのシステム自体は詳しく知らないのだが、脇キャラを含めいきいきしていて好感が持てる。事件物としても多重構造で謎解き部分も楽しめた。
謎解き自体はそんなに複雑ではないが、受や攻の優秀さはよく表されている。
メイン二人はそれぞれのトラウマ持ちで、その過去を乗り越える部分も丁寧に書かれていた。
1巻目は事件メインな感じで二人の関係はそれほどでもないが、2巻のセフレになった以降は、思わぬ所で受のどうせ僕なんてと攻の執着ぶりが楽しめた。
2巻最後の番外編の受がゲイバーに潜入捜査する話は攻の狭量ぶりと執着ぶりに萌えた。続編があるなら読んでみたい。
Hはさらっと。やっている場面はあるが、攻がどこにどうやってキスして受がどう反応して射○したかなどは克明に書かれていない。
次もあるなら買ってみる。
海外BL。台湾。FBI物。FBI上司×部下。年上攻。トラウマ受。結婚経験有りの攻。事件物。シリアス。
台湾BLを読んだのは初めてだったけれど、面白い作品が読めるなら何でも歓迎。欧米のBLより日本のメンタリティに近いというか、キャラの言動にあまり違和感は無かった。
台湾の出版社が日本人向けに台湾BLの翻訳をネットで販売するらしいのでいくつか試してみたいと思っている。が、これまで読んだ海外BLの翻訳は、向こうの話題になった作品というか、一番良い物の1つを持ってきているんだろうけれど、向こうの出版社が売り出す作品は、必ず楽しめるとは限らない気もする。まあ新規開拓はするけどね。何れにせよ良い時代になった。
2013年12月15日(日)
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