眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・リバーズエンド:木原音瀬/HOLLY MIX:安芸まくら、尾上与一、木原音瀬、さとみちる

ボーイズ小説・リバーズエンド(ホリーノベル)木原音瀬

『キャッスルマンゴー』小説バージョン。雑誌の付録に付いていた攻の高校時代の過去話。と大学生になった受とAV監督を辞め普通の映像に携わるようになった攻の話だった。
好き作家の新刊なので買った。関連書籍全部合わせて面白かった。
キャラ設定は前巻で。
振り返ってみたらこの作家さんの感想を書くのは2年ぶりくらい。
この作家さんのキャラは、元々が酷い性格も多くそういうキャラが悲惨な目にあっても半ば自業自得というかあまり同情できない気持ちで読めるのだけれど、この攻は性格に問題があるわけでなくただただ悲惨な学生生活だった。
日本にいて家族でホームレスってあまり聞いたことがないんだけれど、有るところにはあるんんだろうか。と言うか攻両親は子供を手放さなかったから、姉は家族を見切らなかったから貧乏のままだったんだろうね。
姉は家族の命を盾に強請られていたから必死で借金を返していたのかと思うと可哀想すぎる。
攻は悲惨な子供時代にもかかわらずずいぶん真っ当に育ったような。それも頑張っていた姉のおかげかもしれない。
でもどこかぶっ壊れた部分のあった攻が受という恋人を得て少しずつ人としての感情を取り戻している感じが良かった。
雑誌付録部分の高校時代の友達と別れたあたりから漫画バージョン『伽するマンゴー』の話が始まる。
後半は攻がとある人気俳優が映画に出演するためのドキュメントを依頼され撮影現場に合流する話。受との関係と同じくらい映画撮影現場の様子が書かれていたがこれも面白かった。仕事を通して攻の優秀さや映画に対する真摯さ、人柄の良さが楽しめる。
初回版はコミック4P分の描き下ろし付き。
キャッスルも1巻目しかCD化されていないんだけれど、2巻とこの話もCD化しないかなー。
Hは一度。
次も買う。
コラボ作品。映画監督33歳×高校生20歳。13歳差。眼鏡受。髭攻。年上攻。シリアス。映画撮影。

ボーイズ小説・HOLLY MIX(ホリーノベル)安芸まくら、尾上与一、木原音瀬、さとみちる

ホリーノベルで刊行された作品の番外編。全サ企画を商業で出したみたいなものか。それぞれ読み応えがあった。
安芸まくら:明日も愛してる、尾上与一:二月病・碧のかたみ、木原音瀬:リバーズエンド、さとみちる:日月星、それからふたり、草間さかえ:生田さんちのこめ王子、黒沢要:二月病が掲載されている。
木原さんの話はリバーズエンドのその後。受は30歳を過ぎホテルを経営する若手実業家になっている。受弟は料理人になり攻は監督として作品を発表し、フランスの権威ある映画祭でグランプリを受賞した。その攻の半生を映画化しようとする話。
これまで出てきたキャラ達のオールスター出演。オムニバス的に視点が変わっていきキャラの現状が分かる。
みんな頑張って生きているんだと分かりほのぼのした。がっつりくっついているメインカプ二人の揺るぎない様子も萌える。いい話だった。このまま良い人生を送って欲しい。
Hは一度。
次も買う。


2013年11月17日(日)
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